子どもの進学にまつわるストレス

長男が、この4月から県内の工業高等専門学校へ進学することになりました。通学する場合、朝は1時間半で行くことができるのですが、放課後はバスとJRとの接続が悪く、授業が終わってから帰宅するまで、2時間半かかります。通学によって失われる時間や体力を考え、随分前から寮に入れようと決めていました。

それなのに入寮許可が出た後に、

「寮にはデスクトップパソコンを持ち込んではいけない」と言われ、「それなら寮に入るのをやめて通学する」と長男は言い出しました。だったらJRの定期の予約や、バスの定期の申請をしなくてはならないということで、手続きをしてみると、1か月の通学にかかる費用は、寮費の2か月分ぐらいということがわかりました。

バスの便が少ないので、

多くの人は、雨の日だけバスを利用して、普段は自転車通学にする人が多いようですが、うちの子は「太陽の光がまぶしいと下を向くから前をほとんど見られない」と言うし、学校側からも「高専は坂が急なので、自転車通学は危険を伴うから必ず保険に入らないといけない」というお知らせが来て、自転車はやめた方がいいのではということになりました。

実家にお世話になることができないか

ということも考えました。しかし、実家の母は妹夫婦、子ども2人の5人で暮らしており、居候をするだけの部屋の空きはありません。だったら一家で引っ越した方がいいのではとも考え、毎日夜遅くまで物件探しもしましたが、今住んでいるところが気に入りすぎて、それ以上に住んでみたい場所はすぐに見つかりそうにありませんでした。通学するとなると入学式の次の日に、行ったことのないバスの定期売り場を自分一人で探して、定期を買いに行かないといけません。同じ中学出身の子は誰もいません。考えれば考えるほど通学は無理ではないかという気がして、

もう一度頼み込んで、

再度入寮許可を出していただきました。寮に入ると、食事が３食出ます。動物愛護の観点から肉や乳製品を一切とらない我が子も、給食なら食べてくれるので、安心です。学食に行ったけど、売切れて何も食べるものがなかったという心配もありません。ほっと一安心と言いたいところですが、コロナの影響で学校が始まるのかどうか、感染のリスク管理は大丈夫なのか、まだまだストレスは続きそうです。