「留学したのを後悔しています。」

「留学を後悔しています。」

勇気あるご相談です。

「こんなはずではなかった。。。」予備軍はカナダにも相当数いると思いますが、そのうち何とかなるだろうと、ただ単に時が流れるのを待ち、膨大なお金をどぶに捨てている日本人留学生が多いです。

留学先には、かなりの金銭的貢献をしているでしょうけどね。

【質問】 

留学後悔。

今年高校を卒業して現在海外の語学学校に留学しています。正直言って海外に夢を見すぎていたのと、生活スタイルが私自身に全く合わなかったのでしなきゃ良かったと思っています。

そして今日本に帰って専門学校か大学に入り直そうと思っています。

【回答】

あなたのように「海外に夢を見て」、実際に留学後現実に直面し行き先を見失った日本の若者が、カナダでもずいぶん目撃出来ます。

「これは間違った選択だった。」と気がつけば、すぐに180度ターンし、まずは日本語の通じる慣れ親しんだ日本に帰っての出直しがベストですね。

カナダにて、日本からやって来る留学生の支援活動を行っています。　1994年以来、相当数の日本の若者にアドバイスをして来ました。

その立場、経験からの回答です。

もし、現在大学への正規留学をなさっているのでしたら、せっかく高いハードルである入学を許可され、それなりの英語力、学習能力もおありだと思います。

その場合は、何とか現状を前向きに打開できるアドバイスをし、留学継続を応援することにしています。

もちろん、文化の違い、特に食生活の違いに苦しむ日本人留学生の数も非常に多いです。

また、学期の最初は様々な難題が一挙に押し寄せてくる妄想に陥り、帰国が頭をよぎる方います。

しかし、大学の学位を取得し帰国するのと、途中帰国するのとでは、将来に大きな差が出る可能性がありますから。

もう少し頑張ってみよう！と励ましますね。

ところが、失礼ながら、語学学校の場合は、正式な留学ではありません。

英語力も、英語圏でのクリティカルシンキングを使った学習能力も、大学レベルには達していない状態ですので、そこに至るまでの準備期間です。

（そこが、質問の中の「夢を見すぎた」理由でしょうか？）

例え、その語学学校を終了したとしても、終了書は英語圏への大学入学の切符にはなりません。

日本での就職にも何の有利にも働きません。

語学学校では、仕事に使えるレベルの英語力には到達しません。

「夢を見すぎていた」ことにご自身で気がついたのは、今後大きな意味を持つと思いますよ。

決して失敗したわけではなく、長い人生の中の単なる方向転換。

言葉が通じ、慣れ親しんだ社会環境の日本で、次なるステップに進むことがベストオプションだと思います。

そして、あなたの後に続く「海外に夢を見すぎている」日本の若者への警鐘として、ブログなどでご自身の経験を公開なさるといいですね。

日本に蔓延している「留学」への思い違いを、少しでもなくすことで、社会に貢献する経験が出来ると思います。

いずれの選択しをお選びになった場合でも

Good Luck!