- 荒川 雄一
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
- 東京都
- 投資アドバイザー
-
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対象:お金と資産の運用
こんにちは!
さて、財務省の発表によれば、
2015年末の日本の対外純資産額が、
5年ぶりに減少に転じました。
日本政府、企業、個人が海外に持つ
資産から負債を引いた対外純資産額が、前年末に比べ、
6.6%減の393兆2630億円となりました。
資産残高は、前年比0.7%増の948兆7290億円となりましたが、
負債残高が、前年比5.3%増の609兆4660億円となったため、
合計では減少となっています。
とはいえ、資産も負債も1996年以降、
過去最高額となっています。
要因としては、
・日本への投資が増えて、負債が増加した
・円高による外貨建て資産の評価額が減少した
などが考えられます。
それでも、対外純資産額は、
これで25年連続“世界第一位”を保っています。
未曾有の大借金を抱える日本の財政赤字ですが、
個人金融資産残高と合わせ、この対外純資産残高が、
「“日本の信用力”を保っている」
といっても過言ではありません。
特に国内企業は、積極的に海外直接投資を行い、
その残高は150兆円を超えています。
しかしながら、油断はできません。
というのも、企業の経営状況は、
経済情勢によって大きく変化します。
また、日本企業の活動の場は、
いまや地球規模となっています。
稼いだお金が、必ず日本に還流するとは限りません。
従って、企業に頼るだけではなく、
個人の生活防衛の観点からも、
個人投資家も、外貨保有や海外投資比率を、
高めておくべき時期といえるでしょう。
それでは、今週も世界が平和で、ご多幸な日々となりますように!
このコラムの執筆専門家
- 荒川 雄一
- (東京都 / 投資アドバイザー)
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
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