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住宅ローンを繰上返済することがあります。この場合、住宅ローン控除の適用はどうなるのでしょうか？
住宅ローン控除を使って控除できる所得税額は住宅ローンの年末残高を基準にして計算します。
そのため、一部の繰上返済を行った場合で、その年の12月31日時点で住宅ローン残高がある場合には、その部分について、住宅ローン控除を引き続き適用することができます。
しかし、繰上返済を行った結果、住宅ローンの返済期間が短くなる場合には注意が必要です。
住宅ローン控除の適用要件のひとつに「10年以上にわたって分割して返済する方法になっている借入金があること」というものがあります。
繰上返済を行った結果、住宅ローンの返済期間（当初の借入から最終の返済が終わるまでの期間）が10年未満となった場合には、その年以降の住宅ローン控除の適用を受けることができなくなります。
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このコラムの執筆専門家
- 松本 佳之
- （大阪府 / 税理士・公認会計士・行政書士）
- 税理士法人ＡＩＯ 代表
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