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閲覧数順 2024年04月18日更新

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2016年9月のソニー銀行金利と今後の見通し

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 銀行の中では数少ない、翌月の適用金利を今月に発表しているソニー銀行ですが、9月は10年以上の固定金利が上昇しました。

 まず変動金利ですが、これは日銀が「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」を継続していることや、日本の短期金融市場が安定しているため横ばいとなりました。変動金利の横ばいは、9月の他行の金利でも同様だと思います。

 なお、ソニー銀行は返済額を5年間一定としその一定の金額の範囲内で、元本、利息の定期的な見直しを行う「5年ルール」や、5年後に返済額を見直す際に前 回返済額の125%を上限とする「125%ルール」の不採用により、適用利率が急激に上昇した局面においては返済額が大幅に増える可能性があります。

 ソニー銀行や新生銀行の変動金利を選択する際は、上記の仕組みの適用がないことをよく理解しておくことが大切です。

 一方の固定金利ですが、中心となる固定10年は前月比0.050%上昇の0.750%、20年超の最長期間は前月比0.096%上昇の1.050%となっています。(新規で自己資金が10%以上の場合)

 ソニー銀行の資金調達時期にあたる、7月下旬から8月上旬にかけては、長期金利が上昇したことが要因と考えられます。

 今後の見通しですが、変動金利はほぼ横ばいとして、長期固定金利の指標となる長期金利は、次回9月20、21日の金融政策決定会合までは、現在の水準で推移しそうです。

 長期金利は7月末の金融政策決定会合で、次回9月に「総括的な検証」を行うと表明したことがきっかけとなり急上昇し、ここ1ヶ月での上昇幅は0.2%程度にも及びます。

 市場参加者は「総括的な検証」で、マイナス金利の修正や国債買い入れの大幅減額を懸念しており、次回9月の金融政策決定会合までは、思惑的な動きが続きそうです。

 実際の所、長期金利の急上昇は日銀も望んでいる訳ではないので、大幅な修正の可能性は小さいと考えていますが、2%の物価上昇率がなかなか達成できない中、日銀にも焦りが感じられます。

 これらの動向を総合的に判断しますと、長期金利の高止まりは避けられず、9月の他行の長期固定金利は上昇する見込みです。

ソニー銀行、住宅ローン金利


沼田 順(1級FP技能士、宅地建物取引主任者、住宅ローンアドバイザー)


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