洞くつ探検　～自然と人間との共存について考える～

30日（日曜日）に、秋吉台の北部にある景清洞へ行ってきました。

幸いにも前日に降った雨は上がっており、過ごしやすい天気になっていました。今回は、ヘルメットをかぶって長靴をはき、懐中電灯を頼りに奥へと進む探検コースにもチャレンジしました。

景清洞の中は？

　洞くつの中の気温は一年中十数度を保っているようです。中に入るとひんやりしています。

　天井が高い秋芳洞と違い、横幅が広く天井が低くなっています。起伏も少ないので途中までは車いすの方でも楽しめます。

探検コース

　しばらく進むと探検コースの入り口になっています。ここからはさらに天井が低くなります。しかも所々で洞くつの中の川をまたぎます。石灰岩もごつごつしたところが目立ちますので、ちょっとでも油断すると大けがをします。

　川の水かさが増しており最後まで行くのは断念しましたが、暗闇を体験することのワクワク感は相当なものでした。300円上乗せすれば楽しめるので、お勧めです。

ふと、気づいたこともありました。

洞くつの中の様々なものを見せるライトの存在です。ライトのおかげで、安心して洞くつの中を歩くことができます。その反面、光が当たることでコケや草が生えます。少し不自然に感じます。

「私たち都合で自然が変わっていくのは、本当にいいことなのだろうか？」

と悩んでしまいました。自然と私たちとの共存がどれだけ難しいことか、洞くつの中のコケを見て考えさせられました。

真っ暗闇の中に懐中電灯を当てると、江戸時代や明治時代の人たちの名前が書かれた落書きがあったりしました。

知らないものを知りたいと思う気持ちは昔も今も変わらないようですね。