- 吉野 充巨
- オフィスマイエフ・ピー 代表
- 東京都
- ファイナンシャルプランナー
対象:投資相談
- 大山 充
- (シニア・エグゼクティブ・アドバイザー)
- 大山 充
- (シニア・エグゼクティブ・アドバイザー)
■6月概要
6月はギリシャ問題に明け暮れした月になりました。また、中国の上海総合指数が暴落し、NYダウが年初来でマイナスとなりました。
下図は、日経225平均(黄色)とユーロ圏の2強、ドイツダックス指数とフランスのCAC40の年間推移です。グラフの6月末の日本株の下落と、独仏のそれが異なるのが分かります。
日本株は調整局面に見えますし下落幅も小さくなっています。月間で比較すると日経225は-2.58%の下落ですが年間で30%上昇ラインを維持しています。DAXは-4.11%でプラス10%を維持、とCAC40は-4.35%の下落で年間で一桁プラスに下がりました。
世界の株価指数であるオールカントリー指数は-2.53%です。
ギリシャ問題で1月以上アップ・ダウンを重ねてきましたので、月間の振れ幅は大きく為りませんでした。
・先進国株価指数は-2.46%の下落、エマージング指数は-3.18%です。毎月の振れ幅の範囲です。
・地域では、アジア・太平洋地域指数が-3.38%の下落、欧州のStoxx600は-4.64%の下落(震源地としては小さい)、中東・アフリカのブルンバーグGCC200は-2.16%でした。
ギリシャがIMFへの支払いが出来なかったという事態でVIX指数は18.23迄上がりました。
日本の株価指数は大型株が下落、小型株・新興株が上昇となりました。日経平均225は-1.59%、TOPIXが-2.58%の下落で、ジャスダック指数は1.75%の上昇、マザースは3.03%の上昇です。東証リート指数は-3.37%です。
■主要株価指数騰落
●先進国株価指数は図の通り大半が下落しました。
・上昇したのは、1位は日本のマザーズ指数で3.03%、2位はジャスダック指数で1.75%の上昇の2指数のみです。
・下落した1位は英国FTSE100で-6.64%、2位はオーストリアのATXで-6.11%、3位はスウェーデンのOMXストックフォルム指数の-6.14%でした。
騰落1位同士の差は9.67㌽です。
●新興国&フロンティア国株価指数
新興国の株価の多くは下落、フロンティア国の株価指数は上昇したものが多くなっています。
上昇した1位はアルゼンチンのメルバル指数で7.93%の上昇、2位はベトナムのVN指数で4.12%上昇、3位はパキスタンのカラチ全株指数の3.33%でした。
下落したのは、6月後半に急落した中国の上海総合指数で-7.25%の下落、2位はエジプトのヘルメス指数で-6.84%、3位がインドネシア総合指数の-5.86%でした。
騰落1位同士の差は15.18㌽です。
■主要国債利回り月間変化
ギリシャ問題の影響は軽微と思われますが、主要国の利回りは全て上昇(価格は下落)しています。日本国債の利回りは0.39%から0.455%に上昇しています。
■主要商品先物価格及び消費価指数
・貴金属は金が小幅な-1.50%の下落で、銀は-6.79%と大きく下がりました。
・ロンドンの銅価格は-4.16%の下落、亜鉛は-8.59%さがりました。
・原油はNY原油が-1.38%と小幅に下がり、ニューヨークの天然ガスは7.19%の上昇です。
・穀物はトウモロコシ、小麦、大豆3便が全て2ケタの上昇です。
・商品指数は小幅な騰落でした。
文責
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独立系顧問料制アドバイザー(商品を販売しないアドバイスの専門家)
吉 野 充 巨
FP学会 会員
プライマリー・プライベート・バンカー日本証券アナリスト協会認定
ファイナンシャル・プランナー:日本FP協会認定CFP(R)
一級ファイナンシャル・プランニング技能士
宅地建物取引主任者
ロングステイ財団登録ロングステイアドバイザー
独立系顧問料制アドバイザーの紹介
http://profile.allabout.co.jp/w/c-64005/
http://mbp-tokyo.com/officemyfp/column/12298/
http://www.officemyfp.com/komonryouseiadviser.htm
『このコラム又は回答は、投資判断の参考となります情報の提供を目的としたものであり、有価証券の取引その他の取引の勧誘を目的としたものではありません。
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