- 茅野 分
- 銀座泰明クリニック 院長
- 東京都
- 精神科医(精神保健指定医、精神科専門医)
-
03-5537-3496
対象:心の病気・カウンセリング
- 斉藤ヒカル
- (潜在意識セラピスト)
- 快眠コーディネイター 力田 正明
- (快眠コーディネイター)
簡単な日記をつける
一日の終わりに簡単な日記を付けましょう。その日したこと、あったことなど、メモをする程度で結構です。ともすると単調に過ぎてしまう毎日を見直すことができますし、規則正しい生活を送るための動機・計画につながります。更に一日を午前・午後などに区切り、◎○△×などの評価をすることも一案です。「薬を飲んで休んではいるけれど、本当に良くなっているのか」と心配されてしまう方も少なくありません。このような際、1週間ごとに振り返りなどをすると、以前よりも○が増えた、×が減ったと気づかれるはずです。なかなか気づかないでしょうが、日々、少しずつ良くなっている変化を確かめて、安心材料にしていただけると幸いです。「生活行動記録表」は参考になるでしょう。
従って、この時期は心の移り変り等を細かく詳しく記す必要はありません。むしろ、具合が悪い時は、過度の内省や振り返りを避けましょう。そのような時はどうしても悔恨や自責の念にとらわれるものです。その結果、否定的な考えから悲観的な決断をしてしまうこともあります。ある程度、回復してきて、前向きな将来を考えられる余裕ができたら、思考や感情を記録して客観的に分析することがお勧めできます。いわゆる「認知行動療法」と言われる治療法です。これについてはまた機会を改めてご説明したいと思います。(続く)
銀座泰明クリニック
このコラムの執筆専門家
- 茅野 分
- (東京都 / 精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
- 銀座泰明クリニック 院長
東京・銀座の心療内科・精神科、夜間・土曜も診療しております。
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