- 三島木 英雄
- 株式会社FPリサーチパートナーズ 代表取締役
- 神奈川県
- ファイナンシャルプランナー
対象:お金と資産の運用
銀行の個人向け業務というと「融資」が思い浮かぶと思います。
住宅ローンや教育ローン、投資用ローンなど様々な融資があり
基本的に「金利」の収入になります。
ただ昨今長く低金利が続き日本の銀行の収益構造も変わっています。
皆さんは思い当たらないでしょうか?
銀行に行くとなぜか「投資信託」と「保険商品」を勧誘されるということ。
私たちが銀行に100万円預けていても殆ど利息が無いように
銀行も殆ど金利手数料の収入がありません。
そのような背景から「預金してくれるなら、この投資信託の方が良いですよ」という
販売活動による「販売手数料」へと収益構造が変わっています。
現在の銀行同士のお客獲得合戦も非常に大変のようで
金利はとにかく引き下げます。A銀行の融資が1%の条件であれば
B銀行に相談すると0.8%といった具合です。
ただB銀行はその際に「金利を低くする分、この保険商品を買ってくださいね」
というお願いというか暗黙の縛りをつけることが多くなっています。
銀行が販売する商品が良い物であれば良いのですが
行員でも販売できるように投資信託も保険商品もわかりやすさ重視で
ユーザーメリットが得られるような商品は少ないです。
シティバンクの国内撤退は日本の銀行にとっては
他行のお客様を吸収できるチャンスであり、新生銀行などが名乗りを
あげているわけです。
低い金利の融資と高い金利での預け入れを期待したい
私たちユーザーですが、銀行の販売手数料のノルマは今は各行
かなり大変のようです。
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