保有金融商品のパフォーマンスを確認しましょう - お金と資産の運用全般 - 専門家プロファイル

吉野 充巨
オフィスマイエフ・ピー 代表
東京都
ファイナンシャルプランナー

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対象:お金と資産の運用

柴垣 和哉
(ファイナンシャルプランナー)

閲覧数順 2024年04月23日更新

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保有金融商品のパフォーマンスを確認しましょう

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投資・資産運用をされた際に、自分が購入した投資信託等の成績は、良かったのかどうかが気になります。
100万円の投資で5万円利益が出た、良かった! 良かった!で終わらずに、どの程度良かったのかが解る一つのメジャー(測度)があります。それはシャープレシオです。

シャープレシオとは
投資・資産運用の際にリスク(不確実性)を取ります。そのリスク(標準偏差)に対して、そのり寸に対して、どの程度のリターン(収益)が得られたかという「リスク調整後」のリターン(超過収益率)を比較する方式の代表的なものです。
商品Aと賞品Bに夫々100万円投資して利益が同じ5万円出た際に、大きなリスクを取った時の5万円と、小さなリスクで5万円を得た時に、どちらの運用が勝っていたのかを比べるものです。
ポートフォリオ(達えば投資信託)の収益率から無リスク資産(例えば定期預金や個人向け国債)などの収益率を差し引き、それをポートフォリオのリスク(標準偏差)で除して求めます。
数値が大きいほど、優れたパフォーマンス(性能)であったと評価されます。

シャープレシオ=(ポートフォリオの収益率-無リスク資産の収益率)÷ポートフォリオのリスク(標準偏差)

例えば
Aファンドの収益率5%で、標準偏差が20%、無リスク利子率が1%%だったとしますと 上記式に当てはめると(5%-1%)÷20=0.2
一方Bファンドは収益率が5%で、標準偏差が10%だった場合には、
(5%-1%)÷10%=0.4
ですので、BファンドのパフォーマンスがAファンドに勝っていることになります。

もし、100万円投資した、Cファンドが、8万円の収益、Dファンドが3万円でしたら何れが良いか解りづらいですね。この場合Cファンドのリスク(偏差値)が18.6%(海外先進国株式の偏差値程度です)で、Dファンドのリスク(偏差値)が3.8%(国内債券の偏差値程度)<
無リスク利子率0.5%(個人向け国債)
であれば
Cファンドは8%-0.5%÷18.6%≒0.403
Dファンドは 3%-0.5%÷3.8%≒0.658
になり、Dファンドの方がパフォーマンスが良いことになります。

このシャープレシオは、投資信託の運用レポートに記載しているものも有りますので、ご自身の投資信託のレポートを一度ご確認ください。

この式からから解るように、リスクとリターンの関係から、
リターンが同じならリスクは小さなものが良い
リスクが同じならリターンが大きなものが良い
ことが、解ります。
当たり前のことなのですが、残念ながら当たり前のとおりに行動しないので人間の感情です。
リスクが無くてリターンを得られるものは、1行1000万円迄の預金、個人向け国債の他に住宅ローンの繰り上げ返済です。
借金があるのに、運用を行っている方は一度どちらが得なのかをお考えください。出来るだけ早い時期の繰り上げ返済はよりパフォーマンスが上がります。

また、投資信託も比較対象してみましょう。ご自分が保有されている投資信託と同じような狙いの投資信託を比べどちらのシャープレシオが高いかを比較・検討下さい。

もし、貯蓄目標に到達する為の収益率と、そのリスク、ご自身のリスク許容度に合わせたポートフォリオの構築を測りたい場合には、お気軽にご相談ください。
リターン・リスクについての説明とあなたに適した資産配分(アセットアロケーション)を提案致します

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文責
ファイナンシャル・プランナー  日本FP協会認定CFP(R)
ロングステイ財団登録ロングステイアドバイサー
宅地建物取引主任者
独立系顧問料制アドバイザー 吉 野 充 巨
http://www.officemyfp.com/komonryouseiadviser.html


『このコラム又は回答は、投資判断の参考となります情報の提供を目的としたものであり、有価証券の取引その他の取引の勧誘を目的としたものではありません。
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