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- 中舎 重之
- 建築家
対象:住宅設計・構造
建物の周囲の話です。
建物を長持ちさせるには、床下の通風を良くするのが一番です。
建物の南側に花壇を設けたり、プランターを置くのは良くありません。
日本は基本的には南北の風が、多く吹きます。
それと気温が南側が高く、北側が低い事で温度差により空気が対流します。
ですから南側の空気の入口を塞がないで下さい。
北側は日陰になり地面の水分が長い時間に亘り滞留します。
水分を遮断する意味で、犬走りのコンクリートを打設するのも有効です。
東側と西側は風が通り抜けれるように雑草をこまめに除去して下さい。
庭の樹木は、建物より離して植えるのが良いのです。
大きい樹木の根っこが建物の基礎を持ち上げて、基礎や建物を壊す例を、幾つか見ています。
2:柱と梁
柱の話です。
柱には、四隅に入れる通し柱と、1階と2階に個別に使う管柱があります。
柱の働きには、①鉛直荷重を支持する。②外壁側にて風圧力に抵抗する。③耐力壁と共同して、
風や地震の水平力に抵抗して上下の力を負担する。
特に、③の働きが重要です。木造軸組工法の主役が耐力壁です。
2階の耐力壁と1階の耐力壁とが連動して、土台から基礎へと上下の力を伝える必要があります。
木造住宅の教材などには、此の連続性を無視した様な絵が見えます。
2階の平面で耐力壁を配置して、1階は2階とは関係なく耐力壁を別個に配置する悪い習慣があるからです。
当方が20数年前に24棟の木造3階建ての構造設計・計算をしました。
この時、木造2階建ての意匠設計をしている先生方と打ち合わせしていて、気が付きました。
2階と1階のプランで柱も耐力壁も各階の都合で各個に、配置するのが当たり前である事です。
木造住宅のプランが自由であるのが普通で、だから魅力があるようです。
安全は二の次になります。
当方が悪い習慣と称したのは、其の時の経験に依ります。
2階の柱の下に1階の柱がある状態を直下率で表します。
直下率が50%を切ると、梁がタワミ、2階の床に傾斜が出来る事故が3倍高くなるとの事です。
直下率は75%を目標にして下さい。
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