店舗を借りるときには、大家さんを説得しなければならないケースがあります。仕入先にしても、起業したばかりで実績のない会社には、条件が厳しくなります。大口の販売先に営業を行って、こちらに有利な条件で買ってもらうこともあります。起業においては、右に左にお願いすることばかりですから、直筆の手紙は強力武器です。
現代はネットによるメール万能の時代ですから、大半の人が相手にはメールで連絡しています。そんなとき、古くからの営業の伝統的手法であります手紙を貰いますと、相手の心をそれなりにわし掴みすることが可能です。有名な人ほど、この手紙を出すことで感謝の気持ちを相手に伝える方法をとっています。
この文章を読んでいる多くの人は、自分の場合は字が上手くないので手紙は向きませんと言い訳をしそうです。普段、筆記具よりもキーワードを打つことの多い人は、上手い字を書くことが難しいことは確かです。ただ、手紙に書く文字は、上手いことよりも、丁寧に書くことで相手にあなたの気持ちが届きます。
また、長い文章を書くより、短い簡潔な文章であなたのお願いを相手に伝えることです。昨年、相談を受けた人の中で20人近い人が、手紙で商談の依頼を実行しました。その結果、14人の人が依頼を聞いてもらって、商談は成功しています。けっこう、効果のある営業方法であることは確かです。
問題は、億劫がらないで手紙を書くことができるかどうか。また、文面をどうするか、相手に受け入れてもらいやすい文面を考える必要もあります。最初は、方法が判らずに悩むかも知れませんが、何度か稽古しますとあなたの営業の切り札になるはずです。ビジネスツールとして、考えてみてはいかがでしょうか。相談をお待ちします。
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