「よっしゃー日本一!!じゃあ、次は世界一行ってみよう!!」
この、やや図に乗った調子のいい言葉をよく叫んでいる店長がいます。実は、この言葉、この店長のオリジナルではありません。彼によると、かなり以前にテレビで明石家さんまさんが言っていた言葉らしいのです。彼が言うには、コントでディレクター役のさんまさんが、女優さんの気分を乗せるために言っていたセリフだと言うことです。
さて、あなたは、このように相手を気持ちよくさせてどんどん乗せていくような言葉って普段使っていますか?シンプルに相手を認めてほめることもとても大切ですが、相手の気分が良くなったらその勢いでさらに前進させていく、つまり図に乗せる事って店長としてさらに大切なことなのです。
と言うのは、自分でどんどんパワーを上げていけるタイプのスタッフや部下ならば、認めてほめれば次のステップに進むモチベーションも自動的に高まっていきます。しかし、ほめられてもそこで喜んで一息ついて、結果そのままじっとしているタイプの部下も結構たくさんいるのです。私の部下の中にもそう言うタイプがたくさんいました。いいね~とほめたからと言ってそのまま雪だるま式に成長するわけではないのです。なので、承認やほめると言うことは継続しなくてはならないのです。ところが、ほめ続けても、ずっと現状維持の人がいます。テンションが下がるのは防がれていますが、一向に上がる気配がありません。なんだか安心してしまっているようなのです。
こういうタイプの部下は、認めてほめてもそこで止まらせずに、次の目標に向かって、それも少しハードルを上げた目標に向かってスタートを切らせるようにするのです。それが、「図に乗せる作戦」・・・冒頭のさんまさんの言葉のような作戦なのです。
ほめて自信が引き出された「やれた!」と言う状態で、もっと上を目指す「やれるかも!」と言う意欲をも同時に引き出させるのです。そして、「やるぞ!」と言う宣言まで引き出すと、次の少し高い目標へのスタートを切ることが出来ます。この「ほめる」→「意欲」→「行動」→「成果」→「ほめる」のサイクルを継続させると、成果とともに成長もして行くようになります。決してそこで留まっているようなことにはなりません。
よく認めたりほめたりすると「図に乗ってるんとちゃうか~」とせっかくの意欲に水を差す上司がいます。いや、ほめる前に「図に乗られたら困る」と、ほめることをしない上司さえもいます。図に乗って何か悪いことでもあるのでしょうか?もしも、それで良くない経験をしているのならば、それは「図に乗らせた後放置した」のが原因なのではないでしょうか?
部下が図に乗ろうが乗るまいが、しっかりと見ながらフォローするというあなたの仕事には何の変わりも負担増もありません。どっちにしろ、あなたは部下をよく見てフォローするのが仕事なのです。ならば、図に乗らせてガンガン進んでいく方が良い結果を生み出すと思いませんか?
ひとはみんな「おだてりゃホイホイ」なのです。自信が引き出されたタイミングを逃さずに、一気に図に乗らせて勢いを付けさせましょう!~まあ、目は離せませんけどね。
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