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閲覧数順 2024年12月06日更新

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ノートパソコンを買う時に考えなければならない、いくつかのポイント

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2000年を過ぎたあたりからでしょうか、すっかりパソコンが安くなりました。

私が学生の頃は、ノートPCなんて40万オーバーがゴロゴロ、親に「買ってくれ」なんて言う気にもならない値段です。

しかし最近では、安さを追い求めれば4万円くらいでも買えますし、高性能なものでも15万円も出せばお釣りが貰えます。

そういった背景があるため、スマホやタブレットにシェアを食われつつも、やはりソコソコ売れています。

今回は、ノートPCを買う際に注意しなければならないポイントを紹介したいと思います。

まず、大前提

昨今では、使用に堪えないような低性能のPCは、基本的にありません。
ただ、ノートPCとタブレットは基本的には別なものであり、ノートPCにもWindowsとMacがあること、タブレットにはiPadとWindowsとその他があることなどは認識してください。
よくわからないけど職場と一緒のヤツがいい、ということであれば、多くの場合はWindows(恐らく7)のノートPCが該当するかと思います。

また、選んだPCが悪くて(そういった機能がなくて)できないことも、殆どありません。
タッチパネルの対応・非対応や、テレビが視聴できるか否か
くらいでしょうか。
その他、印刷がしたい人などなど、とにかく店員さんに相談してください。
買った後でアレがないコレができないと騒いでも、誰も幸せになりません。言った/言わないの水掛け論も不毛です。必ず事前に確認しましょう。

その他には、使い道にもよりますが、メモリは最低2GBで4GBを推奨、HDDは250GBもあれば足りなくはないですが多い分には構いません。(ただし、そこにこだわるよりは、大容量のUSBメモリや外付けHDDの方が重要です)

速さにこだわる人は、HDDでなくSSDを選んでもよいでしょう。
ただしHDDよりも価格は高い傾向にありますし、100GB台だと不満に感じるかもしれません。

バッテリーは、持てば持つほどよいのですが、いまどき3時間も持たないような貧弱なバッテリーは無いように思います。

3時間もあれば、大抵の外出や会議、移動などはクリアすることができますので、そこまで神経質にならなくても良いのでは、という所見です。

もちろん持てば持つほどよいことは間違いないのですが、バッテリーは経年劣化が著しいパーツですので、モバイルバッテリーの併用を前提としてしまうのも手です。

持ち運びをするか否か、頻度は多いか少ないか

基本的に、薄くて軽いは正義です。
重くても気にしない人はいますが、軽すぎて怒る人はいません。
(ガサツな人は、薄すぎると破損してしまう危険性がありますが)

それに、仕事で使う人は、カバンがPCで膨らんでしまうと不恰好です。
スリムでスマートなPCというのは、使っているだけで格好よく見えてしまうものですので、あやかりましょう。

家と職場、あるいは出張などで顕著なのですが、重さの差は相当大きいように思います。
重めのノートPCは2,5kg~3kg弱くらいありますが、軽いものは数百グラムです。
持ち運びも楽ですし、特に女性の営業さんなどには喜ばれるでしょう。

逆に、据え置き型として使うならば、重かろうが厚かろうが構いません。
基本的には重くて分厚い方が安いので、然程こだわる必要はありません。

パッドの感度など使い心地を調整できること

これは非常に重要なポイントで、パッドの感度が良過ぎると、かなりのストレスになります。

ちょっとパッドに触れてしまうとカーソルが飛んで「あぁあもう!!!」とイライラし出すと、買ったばかりのPCなのにストレス源に見えてしまい、破壊衝動に駆られます。
これが調整できることは、必須と言ってよいでしょう。

また、現在パッドをつまんだり3本指で触る等のジェスチャーに対応しているPCを使用している場合、それが無いPCに乗り換えると強い不満を感じます。

これらは、例えばクリーンインストールしてOSを入れ替えた際に、殆どがWindows Updateでドライバ(パッドを使用するための裏方ソフトウエア)が更新されないことが多く、ローカルにダウンロードしておいた方が無難です。

ポートの数と種類を確認し、足りないパーツを揃える

まず、小型軽量のPCであればあるほど、端末自体にあるUSBなどのポートの数も種類も少ないということは認識しなければなりません。
小型軽量化のために、最低限のもの以外は切り捨てられています。

小型軽量PCにおいて代表的なのは、USBポートの数が少ないことと、
ディスプレイやプロジェクタにつなぐためのVGAポートがなく、代わりにHDMIなど新しい規格が採用されていることです。

前者についてはUSBアダプタを買わないと現在使用している機器の全てを使うことができなくなってしまいますし、後者については一般的なプロジェクタなどが出先で使えなくなってしまいます。

そのため、それでも使いたいならVGAポートへの「コンバータ」というものを買わなければなりません。
いくつかPCを選ぶ際に迷っているなら、それらのオプション代もコミコミで考えてみましょう。
特にコンバータは、意外と高いのでご注意を。

キーボードの配置、キーの数、押し心地

これは本当に馬鹿になりません。
「合わないキーボード」を使っていると、本当にイライラします。

代表的な点は、キーボードの一番左の一番手前のキーがCtrlかその他のキーか、よく使うスペースやDeleteの配置とキーの大きさ、
PageUpやDownまでFunctionキーが必要であるか否かなどFunctionキーへの依存度、キーを押した時の感触、その時に出る音などがあります。

誤解を恐れずに言えば、これらすべてが自分好みでなければなりません。

もちろん使い慣れないうちは不満も多いでしょうし、使い慣れたら「こんなもんかな」となりますが、PCというのは相棒であっても、ストレス源であってはなりません。

OS入れ替えの注意点

よくあるのが、「最新版のWindows(例えば8.1)がプリインストールされているが、会社の標準はWindows7であるため入れなおす」というようなケースです。


基本的には企業ユースの場合は業者さんから仕入れることが多いのですが、台数が少ない場合はボリュームディスカウントも効きませんし、特に中小企業以下の規模では、実際に現物を触ることができてソコソコ安い家電量販店で買うこともしばしばあり、そういった場合にOSを入れ替えることもあります。

OSを入れ替えると、Windowsは真っ新の状態です。
ノートパソコン自体に標準搭載されている機能を使うことすらできなかったりします。

例えば、無線LAN機能。
昨今ではコレがないと何もできない、というレベルで依存度が高いところ。

これらを正しく動作させるためには「ドライバ」という裏方ソフトウエアを入れなければなりません。
OSを入れなおす前にUSBメモリなどにダウンロードしておきましょう。

中にはWindows Updateで自動的に更新してくれるものもありますが、PCの裏側などに記載されている型番からメーカーのWebサイトを調べ、最低でも無線LANのドライバだけはダウンロードしておきましょう。



ざっくり言えば、こんなところです。

他には「予算」という大事なポイントもあるのですが、私は、10万円以上違うならまだしも、1万やそこらをケチって何年もの間にわたって不愉快な思いをするのはナンセンスと考えています。

繰り返しになりますが、PCは相棒です。
信用できる、一緒に苦難を乗り越えられるナイスガイを選びましょう。

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(東京都 / 経営コンサルタント/ITコンサルタント)
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