- 辻 良史
- 筑波大学発ベンチャー(株)サイバー・ヨガ研究所 代表取締役
- 東京都
- 博士(体育科学)
火の呼吸で一生負けない脳をつくる無敗脳ヨガ道場の辻です.
「無敗脳ヨガ」は,テクニックとしては,クンダリーニヨガとラージャヨガをベースにしています.
最新脳科学の要素を取り入れつつ,何千年と伝えられてきた先人のヨギ達の教えも重視しています.
片方は,科学的データからの情報,片方は科学的な根拠はなく,経験則に基づいたものといえます.
今,ヨガなどの東洋のソフトも西洋の基準に合わせざるを得ない時代になってきてますから,全てにおいてデータ化,情報化する流れになってきています.
心理学も基本的に経験則をベースとした学問ですから,科学がまだ追いついておらず,
その全容は未だ解明されているとはいえませんが,近い将来様々なことが明らかになってくると思います.
先人たちの教えや最新の論文からインプットすることはとても大切なことです.
しかし,座学や机の上での勉強や研究だけでは,全体の50%しか学べないといえます.
残りは,自分自身の「体験」に基づいた学び,気づきです.
自分で考え,自分で乗り越え,自分で解決する.
この行為が最も優れた学びといえます.
論文や先人たちの教えは,算数でいうところの「足し算」や「引き算」にあたり,それらを駆使して様々な問題を自分で解決していくというイメージです.
その過程において,「掛け算」や「割り算」を自分自身で編み出していくかもしれません.
時間はかかるかもしれませんが,実際はしっかりとした基本があれば自分自身の力で様々な困難を解決していけるようになるのです.
心の研究をするのであれば,自分自身を実験台としてヨガと毎日向き合ったり,
メンタルトレーニングであれば,常に自分自身を競技の世界に身を置かせ,研究開発していく必要性があるといえます.
私も自分自身が学んできたヨガ,バイオフィードバック,ニューロフィードバックのテクニックを様々な現場で検証しています.
この部分を怠ってしまいますと,とても実践で役立つものとはいえないからです.
実践でしか得られない情報がたくさんあり,それは,本や論文からでは得られないということです.
「体験」することでしか学べない情報があるのです.
宮本武蔵が試合ではなく,実際の斬り合いを一年間に4回のペースを15年間続けてきた理由がここにあるといえます.
ヨガの聖典や,聖山には答えがないということです.
私はよりリアリティーのある世界でのブレないメンタルに関心があります.
それは,禅寺やヨガスタジオのような癒し空間でのリラクセーションではなく,ボクシングなどの激しい殴り合いの世界でのリラクセーションです.
東京都 港区 田町【無敗脳ヨガ道場】辻でした.
⇒「サイバー・ヨガ 」ブログ
このコラムに類似したコラム
「ピークパフォーマンス(ゾーン)」研究スタート! 辻 良史 - 博士(体育科学)(2014/01/19 11:29)
『月刊 秘伝5月号』にて「ニューロ・フィードバック」対談記事が掲載されています! 辻 良史 - 博士(体育科学)(2014/04/14 20:26)
空手道禅道会×東邦大学×サイバー・ヨガ研究所 共同プロジェクト シーズン1完結編! 辻 良史 - 博士(体育科学)(2014/04/06 10:45)
ヨガは最高のバイオフィードバックだ! 辻 良史 - 博士(体育科学)(2014/02/23 14:27)
東京「無敗脳」セミナーを終えて 辻 良史 - 博士(体育科学)(2014/02/10 23:18)