住宅に関する保険は値上げが続く??
火災保険は2015年度以降に3~5%の値上げが予定されている。
地震保険は2014年の7月から全国平均で15.5%の値上げが決まっている。
火災保険ではカバーできない地震や津波。
そうした自然災害に地震保険を付加することで火災保険をカバーすることになる。
この地震保険、地域によって保険料が異なる。
たとえば、この値上げで東京、神奈川は約20%、大阪、埼玉、宮城で約30%の値上げがある。
これは巨大地震の発生リスクが高いことを受けた値上げだが、最近の南海トラフの地震リスクは加味されていない。
そのため、さらなる値上げが予想される。
免震構造は保険料は値下げ??
地震保険では構造によっては保険料が割引されることをご存じだろうか?
耐震などの構造では保険料が割引される。
住宅性能評価制度を利用して耐震等級がわかるような建物には保険料の割引がある。
大手ハウスメーカーでは住宅性能評価を取得するとは比較的容易だが、建築家やビルダーの中には申請手続きが面
倒なため嫌がる場合が多い。
そのため、将来の地震保険料は住宅性能評価の有無で大きく差が出そうだ。
今後、住宅建築には住宅性能評価を取得して、耐震等級がわかるようにしておくべきだろう。
火災・地震保険の見直しは??
補償範囲や保険期間はこの時期見直しが必要だ。
地震保険は5年契約が最長だが、長ければ長いほど割引率が高くなる。
今後は14年に保険料が値上がるので、当面は1年契約でとりあえずは契約しておき、保険料が値上がる直前に5年
契約をする方がお得感はありそうだ。
住宅購入にはローンの金利や減税額が気になる場合が多いが、火災・地震保険も加入の仕方や建物の構造によって
は割高な保険に加入しなくてはならないので注意が必要だろう。
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このコラムの執筆専門家

- 寺岡 孝
- (東京都 / お金と住まいの専門家)
- アネシスプランニング株式会社 代表取締役
「納得」と「安心」の住まいづくりを中立的立場でサポートします
生涯に一度とも言える住宅建築や不動産購入の場では「失敗したらどうしよう」と不安に思う方が多いものです。お客様が「夢」を安心して実現できるよう、業界での30年以上の経験を活かし、「納得」と「安心」の住まいづくりを中立的立場でサポートいたします。
「地震保険」に関するまとめ
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地震保険は万が一の備え!もしもの時があっても安心できる準備をしておきましょう
地震速報が流れても自分が住んでいない場所だと全然気にしませんよね。でも、これがもし自分の住んでいる場所だったらどうしますか?地震保険は万が一の備え。家が倒壊しても保険に入ってることでサポートされることは多いはず。最近は地震保険のが値上がりしていることもありますが、そんな料金の話も専門家にお任せ!保険のプロが詳しく解説いたします。
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