- 塚本 有紀
- フランス料理・製菓教室「アトリエ・イグレック」 主宰
- 大阪府
- 料理講師
対象:料理・クッキング
- 黄 惠子
- (料理講師)
10月29日
パン・ド・ロデヴ普及委員会が発足して1年。発足した日と同じ10月29日に、また技術講習会と食べる会を催すことができました。
講師はドンクの仁瓶さん、新宿にあるカネカ食品のラボをお借りしています。ホテルのような廊下を抜け、端正なオフィスの奥にラボがあります。
午前の部に行われた技術講習会には作るよ会員の職人さん10名と、食べるよ会員の5名が参加されています。申し込み受付日の早朝(というか、0:00を過ぎたあたりから)続々とお申し込みがありました。その熱心さには本当に毎回頭が下がります。定員を超え、涙を飲んでいただいた方も。
ロデヴの街にあったような、トルデュ(ねじった)スタイル。テンションがかかることで、独特の食感と内相を生みます。この味わいも、好きです。
さてその間、講習室の隣にあるパイルームでは、着々と食べる会の準備が進められています。
45名分くらいのボックスが並ぶと、壮観! 担当してくださるのは、食べるよ会員の岡野智子さん。野菜がいっぱいのメニューで、テーマは「秋のお総菜」。
醤油麹など発酵食品を調味料に使い、ロデヴをおいしく食べられるように知恵を絞っていただいた料理は、参加者のみなさんに大好評でした。
フェルミエのチーズ、大山ハムのハムとともに、私の送った「秋のテリーヌ」も美しく盛りつけていただきました。
今回は特別なおまけが。仁瓶さんが前日のテストベーキングのときに作ってくださった、ロデヴを使ったパン・ペルデュ。底にはフランボワーズのピュレを染みこませた部分があり、酸味がほどよく絶妙なおいしさ! タイトルは「秋のパン・ペルデュ(by仁瓶さん)」。
また仁瓶さんのパン・ド・ロデヴが食べられて幸せな一日でした。しかし、もろもろ事務局の仕事があり、じっくりお話を聞くこともできず、おいしいパンも料理もゆっくり味わう時間がなく・・・。このパン・ド・ロデヴを食べたいからこそ普及委員の一員となったのに、今では食べる時間がなくなってしまいました。なんだかなあ・・。
でも楽しげに味わわれるたくさんの人達を眺めているのも、それはそれで幸せなものです(と思うことにしました)。
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