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ビジネス法務2010年8月号、
「M&A労務成功の秘訣」と題して特集が組まれている。
角山「論点整理 合併・事業譲渡・会社分割における人事労務の問題点」は、M&Aの各手法について、M&Aされる対象企業の余剰人員をいかにして承継しないかという点を主に論じたものである。
沢崎「企業年金の引継ぎはどうする? 場面別 労働条件変更の実務対応」
M&Aに際して企業年金の引継ぎという難しい問題について、解説している。
ただし、事業譲渡の場合、退職+新規採用という形になるため、逆に「引継ぎ」という法形式にならないのではないかという疑問がある。
田中「簿外債務、スケジュール遅延、人員余剰・流出 M&A実行における3つのリスクと解決策」
この場合の簿外債務とは、未払い賃金などの簿外の労働債務の意味である。
スケジュール遅延は、労働組合や労働者との協議・団体交渉により、M&Aのスケジュールが遅延するという意味である。
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