公園に隣接した敷地。
公園には自転車が放置され、近くには古いアパートがいくつか建っていて、住宅街のわりに、昼間でも人の姿をあまり見かけない。
この敷地周辺は、どうもイキイキした印象がなく、公園にも子供が集まってきそうな気配はない。
そんなネガティブな印象の街ではあるが、ここにひとつ家を建てることで、周辺が変わっていくような、元気の起爆剤となる家を考えた。
建物を公園に向かって配置し、デッキの庭と公園を連続させる。
普段は可動式の塀で仕切っておき、子供の友達が遊びにきた時、日曜日のバーベキューなど、塀を開け放てば、公園をまるで自分の庭のように使えてしまう。
自分の庭に花を植えるように、公園にも勝手に花を植えてしまってもいいだろう。
若い家族がここに越してくることで、街にももっと活気が出てくるように。
※詳しくはこちら
■data
設計:survival design 須永豪
設計期間:2002年08月
主要用途:専用住宅
家族構成:夫婦・子供3人
規模:地上2階+地下1階
敷地面積:100.00m2(30.24坪)
建築面積:39.60m2(11.97坪)
建ぺい率:39.60%(許容40%)
1F床面積:39.60m2(11.97坪)
2F床面積:39.60m2(11.97坪)
ロフト床面積:18.75m2(5.67坪)
B1F床面積:26.10m2(7.89坪)
延床面積:79.20m2(23.95坪)
容積率:79.20%(許容80%)
施工床面積:124.05m2(37.56坪)
予算:2400万円(64万円/坪)
このコラムの執筆専門家

- 須永 豪
- (長野県 / 建築家)
- 須永豪・サバイバルデザイン
響きあう木の空間
森や山と人、地球が健全に回っていく様子を見届けたい。 木を街に届け人の営みに森をもたらし木が、森が、地球が、生命が、人が、そして星々や宇宙までもが響あいはじめるそんな木の建築空間宇宙の意図が起動する響きあう木の空間をつくろう
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