この計画において求められたのは、極限までの経済性であった。
合理的な平面計画が、それを解く鍵となった。
日本古来の引き戸の仕切は、大味になりがちなワンルーム空間に、劇的な場の転換と空間の広がりをもたらす。
内壁を張らずに、構造材料を剥き出しのまま仕上げてしまう工法は、結露を引き起こす心配が無く建物の寿命を延ばす。
必然的に、断熱は壁の外側で処理される。
工法を根本から考え直すことで、高断熱かつローコストいう合理にたどり着いた。
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■data
設計:内藤アトリエ 担当:須永豪
所在地:東京都東村山市
設計期間:1998年06月〜1999年1月
工事期間:1999年02月〜1999年8月
主要用途:専用住宅(2世帯)
家族構成:夫婦+母・妹
規模:地上2階
敷地面積:139.16(42.10坪)
建築面積:82.62(23.70坪)
建ぺい率:59.37%(許容70%)
1F床面積:55.47(16.75坪)
2F床面積:62.09(18.75坪)
延床面積:117.56(35.50坪)
容積率:84.47%(許容160%)
工事費:2,300万円(55万円/坪)
このコラムの執筆専門家
- 須永 豪
- (長野県 / 建築家)
- 須永豪・サバイバルデザイン
響きあう木の空間
森や山と人、地球が健全に回っていく様子を見届けたい。 木を街に届け人の営みに森をもたらし木が、森が、地球が、生命が、人が、そして星々や宇宙までもが響あいはじめるそんな木の建築空間宇宙の意図が起動する響きあう木の空間をつくろう
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