起業では小さな気付きの数が成功に近づける - 独立開業全般 - 専門家プロファイル

中山おさひろ
東京都
起業コンサルタント

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対象:独立開業

尾崎 友俐
尾崎 友俐
(経営コンサルタント)

閲覧数順 2024年04月26日更新

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起業では小さな気付きの数が成功に近づける

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 「神は細部に宿る」という格言があります。本来は、美術評論家が芸術の世界で使った言葉のようですが、わたしはビジネスの世界においても生きていると思っています。ビジネスにおいて、気付きがビジネスプランやアイデアの第一歩と言われますが、人が気付くシーンは大半が日常の些細な出来事をきっかけです。

 北関東で細々とニットマフラーを製造していたMさんは、長いこと自社製品がどのように売られているか知りませんでした。製品の注文を卸問屋から受け、決まった数量だけを製造して引き渡す、昔ながらの事業展開を続けています。たまたま、JR東京駅地下街の衣料品店で、自社マフラーを白人ばかりが買うシーンを見て考えました。

 「これまで、問屋に言われるまま国内向けに製造していたが、海外に直接販売したほうがお客さんに売れるのではないか」 問屋を通じてのお客さんの声より、直接店頭でお客さんの表情ややり取りを聞くほうが、生のニーズを知ることができます。ここに、ビジネスにおける細部が宿っているのではないでしょうか。
 
 Mさんは、八方手を尽くして海外への販売ルートを探しました。その結果、今では米国で有名なマフラーとして知られています。その第一歩は、従来の販売方法から踏み出すきっかけとなった、自社製品が売られるシーンを直接見たからです。起業する以上は、アンテナを高く掲げておく必要があります。

 これから起業する人は、まだ自社製品と言うわけにはいきません。ただ、身近な出来事や小さなニュースを通して、今のお客さんニーズを知る手掛かりは得られます。このような気付きを積み重ねて、ビジネスの成功に近づけることです。マスコミやネットを通して情報を得るばかりではなく、自分自身で直接情報を得ましょう。

【一言】
 起業で成功している人の話を聞きますと、共通して誰もが他の同業者とは違う集客方法や、営業方法を採用しています。そんな画期的な方法ではありませんが、一般的方法とは違う、一ひねりした方法がお客さんに好かれています。この一ひねりを気付けるかどうかが、起業では明暗を分けます。細部の小さなことですが、ビジネスにおいては大変大きなことです。

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