- 辻 良史
- 筑波大学発ベンチャー(株)サイバー・ヨガ研究所 代表取締役
- 東京都
- 博士(体育科学)
火の呼吸で一生負けない脳をつくる無敗脳ヨガ道場の辻です。
昨日は、深夜0時近くまで武道・武術雑誌『秘伝』のカメラ撮影でした。
7月14日(日)発売の『秘伝8月号~メンタル・トレーニングと武道~』に「無敗脳ヨガ」が特集されます。
各分野の専門家がメンタル・トレーニングについて語るという大変面白い企画になっています。
「無敗脳ヨガ」のコンセプトは、「ここ一番」などのプレッシャー場面でも自己コントロールを必要としないタフな脳に仕上げておきましょうという点です。
決闘中に自己コントロールをしていては、サムライの時代では斬られてしまいます。
競技スポーツの世界でも同じようにそのような余裕は実際はないのです。
アーチェリーやゴルフなどの静的スポーツは自己コントロールをする時間が持てますが、その分、競技への注意・集中が散漫になってしまいます。
集中がぶつ切りの状態になるイメージです。
やはり、筋力トレーニング同様にメンタルも試合当日までに仕上げておくべきなのです。
アスリートのメンタルが最も乱れるのは結果を意識することで、過去の失敗体験が思い出される状況です。
ですので、常に競技中は「今ここ」に集中し、スポーツ動作だけに集中することで高いパフォーマンスが発揮できます。
しかし、試合というプレッシャーのかかる状況下で「今ここ」に集中するにはトレーニングが必要です。
それは、「今ここ」に集中しやすい脳につくり変える作業を指しています。
「今ここ」に意識を集中させ、自分の体内の変化を追っていく作業を6-8週間繰り返していくことで、
脳の「島皮質」や「背内側前頭前野」が肥大していくことは科学的にも明らかです。
具体的なヨガ技法に関しましては、どうぞ『秘伝8月号』をお読みください。
本日も最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。
東京都 港区 田町【無敗脳ヨガ道場】辻でした。
⇒「サイバー・ヨガ 」ブログ
このコラムに類似したコラム
柔術(健康)用のヨガか?バーリトゥード(競技)用のヨガか? 辻 良史 - 博士(体育科学)(2014/01/11 18:39)
ヨガ専門誌「Yogini」の取材でした 辻 良史 - 博士(体育科学)(2013/08/21 19:59)
「勝った!」と思った瞬間が最大のピンチ! 辻 良史 - 博士(体育科学)(2013/07/19 22:22)
青木真也はなぜクロン・グレイシーに一本負けをしたのか 辻 良史 - 博士(体育科学)(2013/06/26 08:00)
一流と二流の違いは「集中力」にあり! 辻 良史 - 博士(体育科学)(2013/06/07 12:00)