- 沼崎 有
- ビズ イノベーター コンサルタント/エグゼクティブコーチ
- 東京都
- 経営コンサルタント
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
- 荒井 信雄
- (起業コンサルタント)
五月も半ばを過ぎて、企業の決算発表が相次いでいる。
アベノミクスで業績好調になった企業もあれば、円高に関係のない企業や逆風になる企業、本業がボロボロで大赤字の大企業など、結果は様々。
ひとつ言えることは、リーマン以後は成長戦略のベクトルが変わってしまったということ。
その新しい流れに乗るか、乗り遅れたかで前期の業績はほぼはっきりしてきた。
金融関係は外資の日本株買いで潤っているのが要因なので除くが、それ以外の大企業は、今後急速に差が開いていくかもしれない。
何故、乗り遅れたビックネームが不調なのか。
特に顕著なのが、パナソニックとシャープ。
業界の勢力図や基幹産業の構図が変わってしまったことに、ついていけないのがはっきりしている。
新しい大企業病がはびこっているからに違いない。
とにかく、特に大企業は、やれ**マネジメントだの、CRMだの、様々な新しい理論で武装し、社員を管理したがる。しかし、これがまた厄介なのである。
社員はその大量の報告書、ミーティング、企画書、その他Eメールの膨大な作業に日々追われまくっている。前向きな作業というよりは、新しい取り決めに基づいた作業が毎日増え続ける。とにかく、こなすことで精いっぱい。
そこに財務の目標も加わるからたまらない。
忙しくても上記の作業を行って企業が業績が上がれば問題ないのだが、ルーティンワークばかりでで会社の業績が上がるわけがない。
これは、ほとんど左脳領域の作業である。21世紀に入ってから左脳だけではどうも企業が機能しないことが薄々判ってきていたのだが、とうとうリーマン後で左脳と右脳と両方ハイブリッドで思考を巡らせないと、企業の組織が機能しなくなってしまったのである。
では、右脳領域とはどういうものか。
それは、創造性や創造的な問題解決力などであろう。
今、経済活動に基づいた企業活動は未知の領域に入ってしまった。
先進国もそれ以外の国もお手本がない時代である。
そんな時に企業活動はどう進めるべきだろうか。
それは、CEOは勿論、マネージャーや社員が創造性に富んだ企業活動をすることである。
要は、仕事中い寝ている右脳を起こすこと。
これが解決の要である。
<続く>
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