私もゼネコン勤務時代、マンション施工も数多く経験しておりマンション内覧会のツボを知っていたので了承し立会うことに。
購入者の検査(施主検査)が行われるまで通常は、
施工会社による自主検査→設計事務所検査→役所検査(消防検査含む)→ディベロッパー(売主・不動産)検査と数多くの課程があります。
一般購入者の検査でよくチェックされるのは「クロスのはがれや建具のキズ、開閉の不具合」が多いのですが、写真のようなタイル割れやトビラ下面材はがれ等にはなかなか気づきません。
検査立会い時、私はケチをつけるつもりで同席したわけでないのに、質問内容が
・杭の深度と本数
・コンクリート外壁内部の断熱材吹きつけの厚み
などコアな内容なので大抵は設計された先生や現場担当されたゼネコンの所長さんがおいでになります(笑
部位や設備機器によって保障期間がありますが、入居後本人がキズつけたと判断されてしまいそうなことのないよう皆さんもお気をつけください。
心配な場合、専門家を同伴させると安心ですよ。
このコラムの執筆専門家
- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
医者に外科・内科等があるように、建築士に介護福祉専門家がいてもいいと思いませんか?人生100年時代を迎えた今、子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅など終の棲家まで、ライフステージを考えた安心して暮らせる機能的な住まいを一緒に創りましょう
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