- 塚本 有紀
- フランス料理・製菓教室「アトリエ・イグレック」 主宰
- 大阪府
- 料理講師
対象:料理・クッキング
- 黄 惠子
- (料理講師)
2月8日9日
2月の料理連続講座にて
アミューズ・ブッシュはいわしのレモン締めから
なんといってもおいしいのは小さい真鰯です。
レモンとヴィネガーでマリネにして、レモンをいっぱい散らして
黒門市場にモンゴウイカを買いに行ったら、活けのヤリイカを発見。連れて帰ってきました。
観察していると、斑点が点滅したり、薄くなったり、別のパステルカラーの点が浮かび上がってきたり。とても不思議です。
「皮を剥いだら、5分でも冷蔵庫に入れて。甘みが増すから」
と魚屋さの兄さんに教わりました。
イカも帆立もマリネに。パプリカと蕪はグリエに。ロマネスコ、オレンジのカリフラワーは塩茹でに。きっかり6分茹でた卵も添えて、フイユタージュでタルトを作ります。
紅芯大根、いんげん、アンディーヴセルフィーユ、きゅうり、トマトなどなどたくさん乗せていきます。
ビーツもゆで卵も隠れています。
盛りつけの時間、真剣すぎて、誰も口をきかない日も・・。
何を乗せようか考えるとき、市場で何を買おうか迷っているとき、そして盛りつけている瞬間のどれをとっても、心楽しい料理でした。
主菜はブレス鶏を2通りの料理法で
腿肉はコンフィにして、下にフランスのほろ苦い白アスパラガスをクーリにして敷きました。
胸肉は80度のオーヴンでゆっくりと火を入れてみました。フォワ・グラの泡ソースをかけて。
残りの白アスパラガスはラグーにして、春を堪能します。といいつつ、
「でもまだ2月ですよね!」
早すぎるような気もします。
本日のワインはメルキュレイのプルミエ・クリュMercurey 1er cru
せっかくのブレス鶏ですから、ブルゴーニュの軽めの赤を合わせます。華やかで、とてもよく合います。
チーズはシャビシュー・ド・ポワトーchabichou du Poitou
さてデザートへ
前日にブリオッシュ・ムースリンヌを焼き
パン・ペルデュ用にスライス
フランボワーズにミントで香りをつけたピュレを詰めます。
バターを焦がしてキャラメリゼさせてブリオッシュを焼きます。
温かいうちに、ピスタチオのアイスクリームをのせて pain perdu aux framboises, glace a la pistache
バターも砂糖もいっぱいで、
あぁ、退廃のおいしさ・・・。
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