2世帯住宅を考える上で次に大切なのが「遠慮をいかになくしていくか?」です。
前回まで話してきた「一緒に住むのを喜びから選択する感覚」という内容に関してもその一環でした。
というのも、この遠慮があるとはじめよかった関係でも、どんどんストレスが積もり積もってそれがどこかで噴出すという形になりやすいからです。これは、結婚してから3年目ぐらいに起こるパートナーシップの関係ととっても似ているかも知れません(笑)。
ではこの「遠慮を無くす」ためにはどうすればいいのでしょうか?
これまで、たくさんの家造りを通じて経験してきたことからいうと、「夫婦単位で何でも話が出来る関係性を築こう!」と思うことが一番いいみたいです。
もちろん、「何でも話し合える夫婦関係」をすでに実現している人もいれば、永遠にそんなこと出来っこない、と感じている人もいると思います。ここで、安心していただきたいのは「出来ている、出来ていない」ではありません。この瞬間に関係性を築いていこうと決めることがポイントです。
今「幸せな2世帯住宅」に住んでいる人たちも、関係性を築こうと決めたことからスタートしています。よかったら、心の中で「これからも色んなことがあるだろうけど、パートナーで何でも話し合える関係になります」と宣言してみてください。
このコラムの執筆専門家
- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
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