前回の話で、なかなか2世帯住宅に対するポジティブな感情を見つけることが出来ないと感じている方もいるかもしれませんね。しかし、2世帯住宅にもたくさんのいい点があります。
以前、別のコラムでも書きましたが、日本は戦前まで「大家族制度」と言って、おじいちゃん、おばあちゃん、親戚一同が一緒になって生活していました。
その当時は、働き手の若夫婦が畑仕事をし、その間はおじいちゃん、おばあちゃんが子供の面倒を見る、というのが当たり前の風景でした。逆に言うと、今のような核家族化がすすみ、奥さんが子育てをしているという姿は、その当時の日本では考えられなかったのです。昔は、子供をおじいちゃん、おばあちゃんが育てていたというのが、日本の風習でした。
今の時代、奥さん一人で子育てするというのは、欧米ほど個人主義が進んでいない日本では、とても大変な事です。全世界的に見てもある意味未曾有のゾーンです。
このように考えると、2世帯住宅のよさの本質が見えてくるのではないでしょうか?
このコラムの執筆専門家
- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
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「家づくりを成功させる知恵」のコラム
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