相続税はどれだけ増税になるか

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公開日時
2010/12/15 12:52

来年度の税制改正で相続税の基礎控除の引き下げが話題となっていますが、

実際どれくらい税金が違ってくるのでしょうか。

 

具体例で比較してみたいと思います。

 

資産1億円、相続人3人、税率区分は変更なしと仮定

 

 

現在の相続税

1億円-(5,000万円+1,000万円×3人)=2,000万円

2,000万円×15%-50万円=250万円

 

税制改正後の相続税

1億円-(3,000万円+600万円×3人)=5,200万円

5,200万円×30%-700万円=860万円

 

 

実に610万円(=860万円-250万円)、約3.5倍も変わります。

 

基礎控除の40%引き下げは、課税対象者が増え、

今まで相続税とは無縁だった人にもその対策が必要となります。

 

相続税は自分とは関係ないと思っていた人たちが、

マイホーム購入にあたり、相続税精算課税を選択しているケースは要注意です。

 

今一度、相続税がかかるかどうか検討してみてはいかがでしょうか。

このコラムの執筆専門家

(東京都 / 税理士)

大手町会計事務所 代表税理士

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