小笠原 隆夫
オガサワラ タカオコラム一覧
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人手不足と就職難
先日読んだ新聞で、ある企業の人事担当の方の投書が載っていました。 20名弱の企業で、8年間ずっと事務系正社員の求人を出し続けているが全く応募者がいないとのこと。業績は安定していて、給料や休日の待遇も一般以上であるのにどうしてなのか、「正社員になれない」という話を聞くが、有名かどうかなどで会社を選びすぎているのではないか、もっと視野を広げては、との内容でした。 この話を求職中の人...(続きを読む)
人事部と現場の距離
会社の中で、人事部と現場の距離というのは案外微妙なことが多いものです。 ベンチャー企業ではそれほどでもないですが、会社が一定規模を超え、人事部門が組織として機能し始めると概ねその距離は広がり始め、現場にとって人事部は、「現場をわかっていない存在」、「煙たい存在」になっていきます。 これには仕方がない面もあります。そもそも人事部は、その職務分掌として、給料や評価といった個人の情報...(続きを読む)
社内研修の環境づくり
先日、顧問アドバイザーをしている会社で、「組織課題の具体化・行動化」というテーマで社内研修をお手伝いしました。 社内でのスケジュール調整が難しかったようで、調整された実施日が日曜日でした。私の経験では、日曜日に研修などをやると、それだけで不満タラタラ、効果半減ということも多いので、その旨をご担当者にお話したところ、社員の希望を取った結果での設定で、平日は業務で抜けづらいし気が散ること...(続きを読む)
内定式から入社まで
先の10月1日は、来年度の新入社員の内定式を行った会社も多かったようです。これから来年4月の入社までの間、事前研修で業務知識を詰め込んで、できるだけ早く戦力化しようという所、入社に向けて社会人の心構えを整えさせようという所、仲間意識を盛り上げるために定期的に顔合わせをしようという所、ほとんど何もしない所など、各社いろいろな対応をすることと思います。 多分人事担当の方々は、過去の新入社...(続きを読む)
失恋、誕生日、バーゲン?
この表題でピンときた方もいらっしゃると思いますが、こんな休暇を社内制度にしている会社があるそうです。よく紹介されているお馴染みの物も含めて、ちょっと目に付いたところだけでも、こんなものがありました。 ・失恋休暇 ・誕生日休暇 ・バーゲン半休 ・二日酔い半休 ・Ipod支給制度 ・非喫煙手当 ・社内恋愛目安箱(社長だけが鍵を持っている箱に、女子社員が意中の男性社員の名前...(続きを読む)
後藤田五訓
先日9月19日は、かつて官房長官として活躍された後藤田正晴氏の命日だそうです。3年前の2005年に御逝去されていますが、その後藤田氏が官房長官時代に部下に与えた訓示として「後藤田五訓」というものが紹介されていました。 1.省益を忘れ、国益を想え 2.悪い、本当の事実を報告せよ 3.勇気を以て意見具申せよ 4.自分の仕事でないというなかれ 5.決定が下ったら従い、...(続きを読む)
なぜ言われなければやらないか
いろいろな社長さんから、「うちの社員は人から言われないとやらないんだよ」という愚痴を聞くことがよくあります。「昔はもっと自分から進んでいろいろやったものだ」とその方たちは言います。では単純に人材の質が落ちているのかというと、私はそうではないと思います。 今の世の中で、もし言われていないことや指示されていないことをやろうとしたら、多分止められることが多いでしょうし、それをもし失敗でもし...(続きを読む)
異なる世代とのコミュニケーション
年配者は「今時の若い者は・・・」といい、若者は「考えが古い」、「時代が違う」と言う。異なる世代の間で交わされる言葉は、いつの時代でもそれほど変わらないように思います。 “世代の違い”って何なのか、簡単な一言で片付けてしまいますが、私は“文化”の違いなのだと思っています。なぜそう思ったかというキッカケがあって、それはいろいろな国の人が他の国を批判する時に言うことが、自分と違う世代を批判...(続きを読む)
労使の争いごと
先日、ちょっとした雑談の中でのことです。 ある会社で出勤がままならない問題社員の扱いを顧問弁護士に相談したところ、「解雇してしまえば良い、争いになったら一緒に戦いましょう」というようなことを言われたとの話を聞きました。私は今まで「できるだけ争いに発展しないように」との立場でアドバイスを受けることが多かったので、法律家によってはこんな考えもあるんだなあと、良くも悪くも新鮮な驚きでした。 ...(続きを読む)
「結果主義」と「人材育成」のバランス
北京オリンピックで、野球の星野ジャパンは残念ながらメダルが取れませんでした。 いろいろな論評がされており、中傷めいた記事もある中で一つだけ印象に残ったものがあります。それは「星野監督は育成型の監督なので、選手に情をかけ過ぎてしまった」というものです。 今まで中日でも阪神でも、失敗した選手にもチャンスを与え続け、情をかけて選手を育て、チームを作り上げていきました。でもそれは長いペナント...(続きを読む)
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