小笠原 隆夫(経営コンサルタント)- コラム「雇用調整助成金を受ける時に・・・」 - 専門家プロファイル

小笠原 隆夫
組織に合ったモチベーション対策と現場力は、業績向上の鍵です。

小笠原 隆夫

オガサワラ タカオ
( 東京都 / 経営コンサルタント )
ユニティ・サポート 代表
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雇用調整助成金を受ける時に・・・

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社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集 目に留まった事 2009-08-10 00:00
 このところ雇用調整助成金を受給中であったり、申請を検討していたりする会社の話をよく聞きます。この助成金の対象になっている人達を「隠れ失業者」などというようですが、この人数を入れた実態の失業率は何と8.8%というような数字になるそうです。10人に1人近くの人が仕事に就けていない計算になり、本当にこれからどうなってしまうのかという気分になります。

 会社に行ってもやる仕事がないとすれば、いくら給料がもらえるといっても当然モチベーションは大きくダウンします。そうならないように仕事量が少なくてもみんなで分け合って、全く仕事が無い人を出さないようにいろいろ工夫している会社もありますし、そんな余裕すらない所もあります。

 雇用調整助成金は基本的には休業補償の補助ですから、その支給対象となった人にとっては「君にやってもらう仕事はないよ」と宣言されているようなもので、気分が良いわけがないですが、休業の形をとりながら研修が行えるなど、うまく活用すれば「今はつらいけど、こんな時こそ将来に向けて力を蓄えよう」と前向きな方向性を打ち出すこともできます。

 今はとにかく少しでも早い景気回復を待つしかないのだと思いますが、そんな守りの経営の中でも、少しでも未来に向けた明るい材料が感じられるような物の言い方、姿勢の見せ方などが大切なのだろうと思います。ほんの少しのニュアンスの違いだけで、気持ちの部分は大きく変わるのではないかと思います。
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