上津原 章
ウエツハラ アキラグループ
生命保険に入ることの意味について考える
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ご親族の方が亡くなられた時、
最も役立つのは現金です。では2番目は何でしょうか。預金でしょうか?株券でしょうか? 正解は、生命保険金です。
生命保険金は、
書類不備や告知義務違反等の問題がなければ、保険会社に書類が届いてから5営業日以内に保険金受取人に支払う決まりになっています。現金のようにすぐ役に立つわけではないですが、1か月以内に必要なまとまったお金(葬儀代など)には対応できます。
生命保険契約では、
保険会社が決めた範囲で保険金受取人を決めます。未成年者にすることはできませんが、成人していたら大学生でも受取人になります。相続放棄をした方でも、保険証券に保険金受取人として書かれていたら、保険金を受け取ることができます。
では、保険にはいつ加入したらよいでしょうか。
健康状態が不安になったから入るのでは、思ったような保険に入れないことがあります。大まかに言えば、保険の入り時は「誰かに何かを託したくなった時」ではないでしょうか。病気になった時家族に面倒を見てもらいたい、自分が亡くなっても子供には立派な人間としてしっかり稼いでほしい、医療費や葬儀代の支払い、借金の返済などの後始末ができるようにしたい。といったことです。
葬儀一つとっても、
亡くなられていた方の死亡保険金によって、相続人となる配偶者やお子さんは安心して執り行うことができます。本来なら相続人の方の預貯金で葬儀代を支払えたら一番良いのですが、住宅ローンの返済が続いていたり教育費の負担が多くかかったりすると、相続人の以後の生活の心配が先に立ってしまうかもしれません。必要な保障を、無理のない保険料で準備するようにしたいですね。
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