今月10日に、商工会議所青年部の全国研修会（翔生塾）が愛知県一宮市で開催されました。

全国から200名余りの若手経営者が集まってきました。研修テーマは、

「エニアグラムで自分を知り、相手から学ぶ。」　

でした。

　エニアグラムとは、

　1960年代にアメリカで生まれた考え方です。人間には9つのタイプがあり、それぞれのタイプの方が持っている特性を知ることで、相互理解が深まり仕事などでよい成果が得られるそうです。

私のタイプと仕事の特性

　私はタイプ５「調べる人」でした。人の役に立ちたい気持ちが強く、いろいろなことを調べてじっくりと考えるという特性があります。そのような点では、ファイナンシャルプランナーの仕事はとても合っているように感じます。

　仕事などの仕組みをつくるのが得意ですが、その仕組みを回すのが苦手です。飲み会などの集まりでもこちらから働きかけることはほとんどありません。営業もどちらかといえば積極的ではありません。研修の中でもタイプ5の方同士でグループディスカッションを行いましたが、誰かが水を向けると話が進みだしたり、今までに経験したことが似通っていたりすることを実感しました。

違った特性の方がいればうまくいく

　エニアグラムでは、会社の組織には9つの性格の方すべてが必要であると習います。アイデアを出す人、仕組みを作る人、周りの人に働きかけることがうまい人、仕事を確実にこなす人といったように、違った特性の人がいてそれぞれの持ち味を出すから仕事がうまくいくのではないでしょうか。

　このたびの研修を受けた後、自分自身に良い意味であきらめの心が生まれたと同時に、周りの人との性格の違いにも好意的に目を向けることができるようになりました。

「自分を知り相手を知れば百戦危うからず」

ともいわれます。自分を知ることは、他人を好きになるためにも大事なようですね。