上津原 章
ウエツハラ アキラグループ
社名に込められた意味を知る。~グンゼ記念館~
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YEG全国大会の分科会では、綾部市にあるグンゼ記念館に行ってきました。京都市内から車でおよそ2時間走ったところにあります。グンゼといえば下着といったイメージが強く、今日でも男性用下着ではシェア第1位です。今回行ってみようと思ったのは、社名の由来についてとても興味があったからです。
グンゼは、もともと漢字で「郡是」と書かれていました。
「郡」は綾部市の旧地名である何鹿(いかるが)郡のこと。「是」は、あるべき姿、進むべき道といった意味です。
もともと綾部市のあたりは養蚕が盛んでしたが、生糸の品質は内国博覧会にて酷評されるありさまでした。ゆえに、農家の方の生活水準も決して高いものではなかったようです。そこで、創業者の波多野鶴吉氏が中心となって地域産業の振興を目的として設立したのが郡是製絲株式会社(現在のグンゼ株式会社)です。
ここで、創業の精神を紹介します。
「人間尊重と優良品の生産を基礎として、会社をめぐるすべての関係者との共存共栄をはかる。」
働く人を大事にしてよい品質のものをつくれば、世の中に認められ、会社で働く人もその家族もそして周りにいる地域の方々も豊かになれる。と私は解釈しました。
グンゼでは創業間もないころから、働く人に向けて社員教育を実施されています。地域や会社をあるべき姿まで持っていくためには、まずは働く人の人格や教育水準を高めることが大切だという考えのようです。
博物館の方の話をお聞きして、
ビジョンを持つことの重要性を再認識しました。弊社では創業当初から、1000人のお客様を持つことを目標にしていました。この数字は、広島市から山口市までにある世帯数のおよそ0.1%です。1000世帯がライフプランをつくれば、心豊かに暮らす方が増え、地域が変わり日本が変わる。そんな気持ちでこれからも仕事をしていきます。
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