大澤 眞知子(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)- コラム「留学前に受けるテスト〈カナダ高校留学アセスメントテスト〉さて、日本の生徒の実力は?」 - 専門家プロファイル

大澤 眞知子
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大澤 眞知子

オオサワ マチコ
( カナダ留学・クリティカルシンキング専門家 )
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留学前に受けるテスト〈カナダ高校留学アセスメントテスト〉さて、日本の生徒の実力は?

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留学 大学・高校正規留学 2021-05-19 09:24

〈カナダ高校留学アセスメント〉はもう試しましたか?

13歳〜17歳のみなさんが大きな興味を示してくれているのは嬉しい限りです。


カナダの高校留学にはどんなレベルの基礎学力が必要なのか興味津々ですよね。

着実に日本の高校で基礎能力を付け、将来大学は英語圏でと思っている優秀な高校生のみなさんにも、興味津々のアセスメントテストのはず。


自信をつけるために、そして更に上を目指すためには英語の何が足りないか、どんな勉強をすれば「無敵!」になれるか。

そんなパワフルなヒントに出会えると思います。

 

さて〈カナダ高校留学アセスメント〉は何を試すのか、ちょっと覗いてみましょうか。


カナダではGrade9で、将来大学進学に足る能力を持っているか、それとも職業訓練を受ける道に進むかがほぼ決まります。

大学進学組に入るためには、政府のテストで80%を取るのが目安、それ以下の場合は手に職をつけるためのコースを勧められます。

無理に「大学に行く!」と言い張ってレベルの高い授業に入りたがる生徒もいますが、まず、2週間程度で音をあげるのが普通か、教師から「下のクラスに行きなさい」と言い渡されてしまいます。


日本から何も知らずにエージェントに送られてやって来る留学生は、もちろんレベルは相当低いですから、職業訓練目的のレベルをあてがわれるか、それも難しすぎるので(ほとんどの留学生がこれに当てはまります)ESLと特に何の能力も必要ないコースにとりあえず客人として入れられるだけです。


一ヶ月ほど前に公開した〈カナダ高校留学アセスメント〉テスト、またそれ以前にも同じくUX Englishから無料体験として提供しているEN10コースのレッスン1に多くの高校留学生予備軍が挑戦してくれています。

「本当に留学する能力があるかな?」と。


「子供がどうしても高校留学すると言って聞かないんですが、本当に大丈夫でしょうか?」と、大人の目から見て危ないな〜という悪徳エージェントの夢物語の化けの皮をはぐ役割も果たしているアセスメントテストです。


その分析から見えて来た日本人生徒に大きく欠けているところとは?

言い換えると、だから80%に届かないという理由は?


・Writingにはaudience(誰を対象に書いているのか)が必須ですが、日本人生徒のWritingからは対象読者が見えてきません。


おそらく、audienceなど考えることもなしで、本当に何も考えず書いているだけだと思います。 日本の学校の作文では「誰が読者か」など話題にも上りませんからね。 一体誰に何を主張しているWritingかが明確でないと、80%以上のスコアは困難です。


・Writingでは自分の’purpose and point of view’を明確にすること。


自分の自慢話であったり、トピックとは関係のない自分の経験や、曖昧な一般的な内容では’purpose and point of view’がわかりません。

’purpose and point of view’のはっきりしないWritingのスコアは低いです。


・書きたい自分の考えを論理的にまとめてから書くこと。


論理的なプランを立ててから書くことは必須です。そうでないと、読み手には言いたいことが伝わらないどころか、まとまりない日記でも読んでいるような印象を与えてしまい、低いスコアがつく原因となります。


・使う語彙は、内容をよく表し、効果的なものを正しく使うこと。


日本の教科書から抜け出したような曖昧で面白くない語彙が並ぶWriting,また意味不明の長い名詞が羅列されているものは、良いWritingとは見なされません。 辞書に頼りすぎるのか、この年令で、この内容ではこんな語彙は全く不適当というものを多用するものが多いと感じます。


・時間が足りないのか、自分のWritingをEditしていないケースが多いです。


単純な文法ミス、つづり間違いの多いWritingはごっそり点数を失います。

「まず自分でeditしてから読んでもらう」ことはWritingの基本であり、そうでないWritingは’Lazy Work’と呼ばれ評価が低い原因です。


ここまでは、基本的なWritingのルール。


その次には、内容が大きく前面に出てきますが、総体的に日本の生徒のEssayやNarrativeの内容は非常に幼いことが目につきます。


カナダのGrade9で、大学進学出来る能力とみなされるための内容とは?


・多様な考えを掘り下げ、NarrativeやEssayを書く場合、自分のこれまでの経験を使うのはもちろんですが、自分の社会での位置を考えることが欠かせません。 

学校の授業から、親から、そして地域コミュニティの一員として学んだことに対して、自分がやるべきことを必ず考えること。


そのような基準がありますが、全く自分だけの世界のことを書いているエッセイが多いのが日本人生徒の特徴です。

カナダなら小学生低学年レベルの、狭い、幼い内容が多いことに、日本の教育制度の欠陥を見る思いです。


次回はカナダが厳格に定める採点基準をご紹介します。

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困りましたね。

どうしたら、カナダの優秀なGrade9レベルに到達出来るかな?


UX Englishカナダクラブにいらっしゃい。

特に今の能力がこのアセスメントで50%以上取れた人は、今後伸びる芽を持っていると思います。

80%に届く本物の能力をつけるためには、日本の英語教育では不可能。


カナダのクリティカルシンキングを使った指導が大きくものを言います


UX English やカナダクラブにいらっしゃい!

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