対象:労働問題・仕事の法律
残業について質問させて下さい。
会社規定では残業代が支給されることになっていますが、条件として事前に上司へ申請し、承認された業務しか支給されません。
これは上司により承認が厳しかったりあまかったりで判断基準が明確で無く平等とは言えません。しかも上司は申請しても小言が多く申請させないように仕向ける始末。タイムカードが有るので退社時間が遅く、残業申請が出ていないと人事から指摘された時は「部下からの申請が無いから」と人事へ報告しているのです。この事前申請型と管理の仕方は問題無いのでしょうか?ご指南お願いいたします。
USERさん ( 東京都 / 男性 / 34歳 )
回答:1件

本田 和盛
経営コンサルタント
1
事前申請型が正しい管理です
凄腕社労士 本田和盛です。
残業は会社の指示で行うのが正しい労務管理の姿です。従業員がかってに残業を
やって、あとから残業代を申請するのは、管理ができていないだけで、
あるべき姿ではありません。
会社が承認してはじめて残業が有効になりますが、逆に言えばサービス残業は
あり得なくなります。会社が承認しなければ、残業をする必要がないので
未払い残業はありえません。
残業申請・報告と実際のタイムカードに乖離がある場合は、
逆に社員は何をしていたのかということになります。会社が承認していない残業
をしていた場合は、その部下が業務命令違反に問われます。さらにその業務命令
違反を上司が見過ごしていたということで、上司の責任も問われます。
上司が残業申請を受け付けない場合は、残業命令が出ていないということになり
残業してはいけません。それで業務に支障が出るなら上司の責任です。
部下も上司もなあなあで仕事をすると、それだけで仕事が甘くなり効率が下がります。
上司・部下の双方が、緊張感を持って仕事をするようにならないと、
負け組企業になるのは目に見えています。
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