決算期の株価の動きについて

ヤマピー様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人と申します。

ご相談の件、確かに、株価の動きの傾向を分析して、統計学的に確率の高い方法で、当てていくという投資戦略はあると思います。

私個人は、あいにく、その内容についての統計データは、持ち合わせていませんが、そういった株価の傾向を分析するソフトを開発している技術者兼FPの方も実際にいらっしゃいますので、独自の情報として持っている方は、いるかもしれません。

なお、これは、具体的なデータではなく、あくまで、感覚的なものと念押ししておきますが、個人的には、株価を見ていると、決算をにらみながら期待先行で上がっていって、決算をみてから値を下げることが多いように思います。

ただ、決算が予想以上によければ、当然ながら、その逆の展開になりますので、この戦略を採る場合は、同じやり方で、中・長期で繰り返しトライする必要があるのではないでしょうか。

お役に立てませんが、ぜひ、いろいろと研究してみてください。

ヤマピー 様

初めまして、ライフプランの実現と資産運用をサポートするオフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。

ヤマピー様が銀行株・決算期の傾向についてのご質問は、アノマリーといいます。

ただ、傾向はあるものの必ず発生するわけでも有りません。むしろ、銀行株の現況をご判断の上、購入時期をお決めになられてはいかがかと考えます。

銀行株に特有では有りませんが、日本株は4月に上昇しやすいという「4月効果」が知られています。これば、決算(3月)を乗り越、4月には新規の資金や組み換えが入りやすいことから起きるのではないかと説明されています。

日曜に発刊された日経ヴェリタスでも、アノマリーの不思議として、様々アノマリーが取り挙げられています。

「アノマリー 株」「株式のアノマリー」「銀行株のアノマリー」などで検索すると様々な傾向が分かります。宜しければチャレンジください。

ただ、多くは、説明文の後には過信は禁物としています。私はアノマリーで投資するよりも、やはり業界なり、個別企業の将来を考慮して購入されるようお勧めします。