対象:リフォーム・増改築
現在、築28年目の軽量鉄骨の戸建に住んでいます。
敷地面積約60坪、建坪が約40坪です。
建物が古い事や南側に隣家があり冬場は日差しが
入りにくい事、また庭に木が多く無駄な使い方をしているので
建替え検討し始めましたが色々調べてみると、
この地域は第一種低層地域で現在建替えを行うと
建蔽率が40%となり現在の広さが確保出来ない事が分かりました。
家族3人ですので25坪程度の家でも充分な広さですが
大人数が来客する事があり、リビング等は少々広めにしたく
願わくば30坪位の家ならば。。。と考えておりました。
このように現在の規制に合わない状況の建物をリフォームして
敷地内での建物の配置を変える事は可能ですか?
(日当たりの悪い所を減築して庭の日当たりの良い部分に
建物を増築する等。出来上がった建物自体は現在の規制に
反することになりますが。)
詳しく調査はしておりませんが、建物自体は軽量鉄骨作りで
屋内に大きな柱等はほとんどありませんので間取りの変更は
可能かと考えております。
分かりづらい説明で申し訳ございませんが、宜しくお願いします。
くろもっちゃんさん ( 大阪府 / 女性 / 36歳 )
回答:2件
森岡 篤
建築家
-
建ぺい率と容積率
くろもっちゃんさんこんにちは
パルティータ建築工房の森岡と申します。
お宅は、平屋でしょうか、2階建てでしょうか。
平屋であれば、おっしゃる通りなのですが。
もし2階建てだとすると、「約40坪」というのは、1階の床面積でしょうか、1階と2階の合計の床面積でしょうか。
建物の外壁で囲まれた面積(通常1階床面積)を、「建築面積」といいます。
1階と2階(各階)の合計の床面積を、「延べ床面積」といいます。
建ぺい率とは、建築面積の規制で、敷地面積60坪で建ぺい率40%なら、建築面積が24坪まで建てられます。
延べ床面積に対しては、容積率という数値があります。
敷地面積60坪で容積率80%なら、延べ床面積:1階と2階の床面積合計が48坪まで建てられます。
第一種低層住居専用地域で建ぺい率・容積率が、28年前から大幅に変わることはあまりないので、建ぺい率40%規制の地域に、建ぺい率67%の家が建っていることは、考えにくいのですが。
文面の、「家族3人ですので25坪程度の家でも充分な広さ」とは、建築面積でなく、1階と2階の合計の、延べ床面積を指すのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
ご確認下さい。
よろしくお願いいたします。
パルティータ建築工房サイトはこちら
東京都中野区の建築設計事務所 注文住宅/二世帯住宅/リフォーム
住宅の疑問にこたえる、「住宅こたえるね!ット」はこちら
評価・お礼
くろもっちゃんさん
早速の回答ありがとうございます。
ご指摘頂きました通り、少々勘違いをしておりまして
述べ床面積が40坪だったようです(^^;
改めて立替え案も検討することが出来そうです。
分かりやすい回答をありがとうございました。
漆原 智
建築家
-
リフォームか建て替えか?
くろもっちゃんさん、こんにちは。
アーバンプロジェクトの漆原と申します。
新築したいけど、新築すると家が小さくなってしまうし、リフォームも大変だと、
同じように悩まれている方がいらっしゃいますので、状況は察します。
一つは、現行法規にあった家を新築する。狭くなるが設計を工夫して新築にされる案。
もう一つは、現状の家をリフォームして、現在の広さを確保する案ですね。
敷地内での建物の配置を変える曳き屋は、かなり費用がかかるのでお勧めできません。
また、減築して増築される場合は、現在の法規制に沿う形になりますので、小さくなってしまい難しいと思います。
築年数と軽量鉄骨の構造のようですので、型式認定による構造計算を免除された大臣認定の
ハウスメーカー系の建物ではないでしょうか。
この種類の建物は、メーカーが基本プランで認定を受けているため、その形に限って一件ずつ構造計算しなくても良いですよ。という商品です。
間取り変更は簡単なようで、逆に難しい建物なのです。
構造パネルの位置を、極端に書かせていただければ、一か所でもいじれば、認定外という扱いになってしまいます。
ですから、施工図面などをよくご覧になって、抜ける壁抜けない壁を把握して、プランを練られることをお勧めします。
判断の難しいところですが、よくご検討ください。
参考になれば幸いです。
補足
くろもっちゃんさん。
早速のご評価ありがとうございます。
リフォームも制約がございます。
なかなかTV番組のようにいかない部分もございます。
(TVでは、カットされている部分です。)
あけてびっくりの難題を試行錯誤して、出来上がった家をお客様が喜んでいただける瞬間が最高ですね。
この感動が好きで、私は、リフォームがやめられないのです。
ありがとうございます。感謝いたします。
素晴らしい家づくりになることを祈念いたします。
評価・お礼
くろもっちゃんさん
早速の回答ありがとうございます。
リフォームにも色々と制約がある事が良く分かりました。
最近はテレビでリフォーム等を扱う番組を
良く見かけるのでもっと安易に考ておりました。
改めて良く検討したいと思います。
(現在のポイント:-pt)
このQ&Aに類似したQ&A
表示中のコンテンツに関連する専門家サービスランキング