対象:ペットの医療・健康
猫のピルビン酸キナーゼ欠損症の検査や治療法などが知りたいです。
ピルビン酸キナーゼ欠損症かどうかのDNA検査を行う場合は、両親猫、その間に生まれた子猫を調べたいと思うのですが、一緒に他の遺伝病の検査も可能でしょうか?
nekokaiさん ( 東京都 / 女性 / 42歳 )
回答:1件

RE:ピルビン酸キナーゼ欠損症について
ピルビン酸キナーゼ欠損症は猫ではアビシニアンやソマリに報告の多い疾患で、確定診断は遺伝子診断(PCR法)によって行います。PCR法は、特定の遺伝子を増幅させ、増やした部分の遺伝子をライン(バンド)として検出することを利用します。そのため他の遺伝子疾患検出のために検査をするのであれば別途に検査を行う必要があります。
本疾患に有効な治療法はなく、対症療法として内科的には輸血、ステロイド剤の投与、外科的には脾臓摘出術(脾臓が弱い赤血球を破壊するため)を行います。
ピルビン酸キナーゼ欠損症はほかの問題も抱えています。本疾患を引き起こす遺伝子異常があるにも関わらず無症状のことがあり、この個体をキャリアと呼びます。キャリアはその次の世代に本疾患を引き起こすため、繁殖には向きません。もし、遺伝子検査で異常が見つかった場合、今後、交配はさせないようにしましょう。
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