運用

後藤さん、今晩は。CFPの小林治行です。

貴方の質問は非常にむづかしく、それが分かれば世話はないと言ってよいものです。

投資運用だけを扱っているファンドマネージャーと言う人がいますが、こうしたプロでも予測が出来ないのです。
1年先でもなかなか当てる事が出来ないのに、10年先となると当った人は偶々の人でしょう。

経済は3〜4年ごとに変動し、又20年周期や70年周期で波が来るといいます。
数年後とに景気の上げ・下げが来ます。しかし日本経済はバブル崩壊した1990年からもう20年近く模索していますね。

中国がこれほど台頭するとは10年前には一部の人しか信じていなかったのではないでしょうか。

一番リターンが良くて安全な物を探す事は不可能です。
リターンを求めるか、安全を求めるかならベストではなくベターのものなら探す事はできます。
しかし、それが10年間続き保証は何処にも無いということを悟って欲しいのです。

そうした中で、安全を基礎にしてリターンも少しは欲しいという方法として、投資信託の方法があります。
これは7〜10年くらいの期間を保有する長期投資です。運用を運用会社の人に委託する物です。
自分でやる事もで来ますが、情報量が違いますからね。

質問の趣旨をもっと書いて頂けると、答えやすいのですけど。

後藤と申します様

ライフ・プランの実現と資産運用を支援するオフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。

残念ながらリターンを求めますとリスクが付きまといます。
ハイリターンを求めればハイリスクになります。

通常は、一番リターンが求められるのは、新興国の株式を対象とするファンドかと考えます。
但し、元本が半分以下になるリスクを抱えながらの運用になります。

リスクを抑えながら、ある程度のリターンを得る方法は、分散投資が相応しいやり方と考えます。
この場合、私は短期金融資産(預金)、国内外の株式と債券の5資産への資産配分をお勧めしています。下記の各年金団体の資産配分を参考に、毎月積み立てをインデックス・ファンドで行われてはいかがかと存じます。

安全度を上げるには、現預金比率を上げる(=リスクのある商品への投資額を下げる)ことでも管理が可能です。

また、より安全をとる場合には、定期預金でキャンペーン金利を追うやり方と、日本国債であればリスクフリーに近づきます。

多少のリスクをとられても宜しい場合には、高格付けの国内の公社債からお選びになられては如何でしょう。

私のHPに資産配分検討表とともに、年金を運用している、国民年金基金連合会(均等配分型)、企業年金連合会、年金積立金管理・運用(独行法)の資産配分、各資産別の期待リターン(収益率)を掲載しています。宜しければご一読下さい。
http://www.officemyfp.com/assetclass-1.html