対象:お金と資産の運用
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はじめまして。ご相談させて下さい。専業主婦40歳(夫41歳、子供4歳、2歳)
このたび、とある銀行の定期預金1年満期(主人名義:600万円、私名義:650万円)を少しでも金利がよいネット銀行の定期預金に預け替えをしようと思い、銀行に解約しに行きましたところ、全額とは言わないが一部を”外貨建て一時払い終身保険”に加入を検討してみてはどうかと勧められました。
当方、まったく資産運用については知識がなく、外貨建て?一時払い終身保険?と
わからないことだらけでしたが銀行担当者より説明を受け、帰宅後パンフレット、保険設計書とにらめっこし私なりにリスク(10年間は途中解約すると控除金がかかる。為替リスク)も把握したつもりです。
商品名:三井住友海上プライマリー生命 「たのしみ、ずっと」
(死亡保障充実特約付通貨選択利率更改型終身保険(定期支払特約付))
積立利率3%、豪ドル建て
毎年1回定期支払金を10年受け取れる
主人名義の貯蓄は、600万円以外に普通預金をかき集めれば300~400万円程あり、合計1000万円近くにはなります。
私名義の貯蓄は、650万円以外にゆうちょ銀行の定額貯金に600万円あり、合計1250万円ほどあります。(独身時代の貯金と退職金で当面使う予定のないお金です)
当初の予定は、すべてとりあえずネット銀行の何行かに分けて短期(1年~3年)の定期預金に預け金利のいい商品が出たら預け替え等しようと思っていましたが、定期預金より少しでも高金利なのであればと欲が出てきました。
なにぶん小心者なので、加入するなら主人名義200万円、私名義300万円ほどを考えています。この金額なら10年は動かせなくても問題ないと判断しています。
しかし、定期預金以外に考えていなかった(知識がない、勉強していない)ので本当に契約していいものか、結論を出せず悩んでいます。
1.定期預金よりお金がたまるか?(10年動かさないとして)
2.もう少し円が下がってから(円高になってから?)契約した方がいいか?
3.もし契約するなら上記金額で問題ないか?減らした方がいいか?
4.これを機会に資産運用について勉強しようと思いますが、こんな私にもお勧め の資産運用はありますか?
宜しくお願い致します。
安定志向さん ( 大阪府 / 女性 / 40歳 )
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外貨建て保険
安定志向 様
おはようございます。ご利用ありがとうございます。
相続総合研究所の大泉稔です。
私は、個人的には外貨建て生命保険はおススメできません。
理由は『保障』と『資産運用』の2つの側面で考えてみましょう。
まず、生命保険の目的は『保障』です。
「被保険者(=保険を掛けられた人)」に「万が一」のことがあった場合
「定額(=決まった金額)」の保険金を受け取れます。
外貨建て保険の場合、「外貨(=たとえば、$とか€とか)」では決まった金額ですが、
「円」での金額は決まっていません。
為替があるからです。
「万が一」…時期を選べませんよね。円高の時にあるのか、円安の時にあるのか。
また、外貨建て保険の販売に際し、『資産資産運用』の一つとして提案することも多いようですが。
ご質問の文章でご指摘の通り、10年以内の解約は不利です。
解約控除があるためですね。
為替というのは先が読めません。
今後10年の間に、大幅な円安があるかも知れませんし、急激な円高になるかも知れません。
特に、豪ドルは動きが激しいです。
ひょっとすると、今後10年の間に、「チャンス」が到来するかも知れない。
でも、解約控除ゆえに、そのチャンスを見送らざるを得ない、というのも惜しいですよね。
為替というのは、短期間で大きく動くこともあるのです。
(もっとも「短期間」や「大きく」というのも、…感じ方は、人によってマチマチですが)。
外貨建て保険を運用商品として考える場合、
「為替の動き」の「タイミング」を捉え難く
資産運用にも向いていない、と考えています。
以上、私は『保障』と『運用』の2つの側面から、
外貨建て保険はおススメできません。
ところで、約款は確認されましたでしょうか?
不躾なお尋ねで申し訳ないのですが。
私は、今、さっと約款を読み流したのですが。
http://www.ms-primary.com/products/tanoshimi_zutto/index.html
解約控除は「解約返戻金」ではなく「保険金」を元に計算するようですね。
解約返戻金よりも保険金の方が金額が大きいです。
それに為替の額は、いつ決まるかご存知ですか?
ご存知のとおり、為替は時々刻々、変わります。
豪ドルでしたら、時差は、あまり考えなくても良いのでしょうが…。
以上、私の考えのありのままをお伝えしました。
ご質問、ご意見、反論等ございましたら、お気軽に書き込みください。
(ちなみに、販売者の視点では、非常に良い商品だと思います。
一般的に外貨建て保険は販売手数用が良いようです)。
回答専門家

- 大泉 稔
- (東京都 / 研究員)
- 「保険と金融」の相続総合研究所
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京増 恵太郎
ファイナンシャルプランナー
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外貨(豪ドル)建て一時払い終身保険について
こんにちは、ファイナンシャルプランナーの京増(きょうます)です。
まったくこの低金利は嫌気がさすほどで、外国に目が向くのも当然だと思います。
仕事柄、外貨建て商品での資金運用の相談を良く受けておりますが、基本的にはおすすめしていません。外貨建て商品は、積立利率の高さや、実行タイミングによる為替差益などに目が向きがちですが、どんなリスクがあるのかしっかりと認識して、許容できるものか判断できる人に限って選択すべきものと考えています。
相談の時、いつも最初にお聞きするのは、その外貨を通貨としている国に対して少なからぬ縁があるかどうかです。その国がどんな国か知っていて、情報に接する機会も多いことが前提です。さらに、将来移住したい、子どもを留学させたい、などその国の通貨を使う予定がはっきりしているのであれば、円に換えることがないので、為替リスクも手数料もありません。
これらをクリアした上で、目的と優先度をお聞きします。外貨建て終身保険を検討される方のほとんどは、資産を増やすことを目的にしています。保障という機能は必要ないと思っていても、仕組みとして保障がベースになっていることを忘れないでください。
ここで、普通の終身保険を例に考えてみましょう。終身保険には、2つの機能があります
・万が一の時に決まった金額を受け取れる(保障)
・お金が貯まる(貯蓄)
保障と貯蓄の合成であると言えます
別々に用意すると、今必要な保障は定期保険の掛け捨てで、貯蓄は貯金でとなります。
合成した方が合理的でメリットがあると判断できれば、終身保険を選択することとなります。
外貨建て終身保険ということは、仕組みとしては当然複雑になるので必要なコストも多くなるでしょうし、円と外貨を交換するための手数料も必要になります。
さて、前置き長くなってしまいました。
1.定期預金よりお金がたまるか?(10年動かさないとして)
>すべて受け取りきったときに確定します
2.もう少し円が下がってから(円高になってから?)契約した方がいいか?
>為替変動の予測は自己判断で
3.もし契約するなら上記金額で問題ないか?減らした方がいいか?
>いくらに設定するかの前に、選択すべきか判断しましょう
4.これを機会に資産運用について勉強しようと思いますが、こんな私にもお勧めの資産運用はありますか?
>折角の機会と考えて勉強のきっかけとなったら良いのではないでしょうか
長々と書いた割には明確に回答できなくてすみません。資産運用のアドバイスは、目的、背景、将来のビジョン、現状など多岐に渡る情報をお聞きしないと正確なアドバイスが出来ない性格のテーマであることもご理解ください。
以上、ご参考になれば幸いです。
(現在のポイント:-pt)
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