対象:リフォーム・増改築
リフォーム床段差についてご質問です。
リビングと和室の増築リフォーム中です。
和室の既存畳と増築新規床の間にある見切板と、新規床の間に段差があり、その高さが左右で傾斜があるため修正させるか迷っています。
増築部の間口は1軒です。
見切板と新規床の段差は片側が0で反対側が5mm(見切板が凸)あり、徐々に段差が大きくなっている仕上がりとなっています。
業者の話によると、既存の建築が傾いており、それに対して新規増築床は地面に対して水平に作っているのでそうなるとのことで、修正はしないとのことでした。
ただ、
・水準器で見ると新規床も傾いている
・リビング側の既存床と増築部新規床の合わせ部分は間口が2軒あるのに、段差はほとんどない
ことを指摘したところ、
リビング側は新規床を水平にするとあまりにも段差が大きくなるので、既存床に合わせて大工が斜めに調整したんだろう
との回答でした。
ならば、和室側もそうして欲しかったと伝えたのですが、そこは我々業者の常識で勝手にやってしまい申し訳ないという返事はあったものの、床のやり直しは無理なので、見切板の飛び出た角にRをつけて対応したいとのことでした。
この程度のことはリフォームでは仕方のないことののでしょうか?
業者は床のやり直しは無理といってましたが、よく考えると床の張替えとかリフォームでは安価で簡便な工事のような気もして、やり直してもらうべきなのか迷っております。
あまり細かいことでぐちぐち言うのも申し訳ないと思う反面、段差も気になります。
一般的にリフォーム業界で、段差の傾きと最大部5mmくらいの段差ならよくあるケースなのか、それはちょっと仕上げとしてお粗末なんじゃないというケースなのか、やりなおしを要求しても良いレベルなのかをご教示ください。
あわせて、うまい解決方法あればご教示ください。
パルボンさん ( 福岡県 / 男性 / 45歳 )
回答:1件
リフォーム・リノベーションへの準備とは
(過去ログへの回答)
リフォーム・ベーションにおけるバリアフリー施工の一つとして「段差解消」は基本になります。
リフォーム・リノベーションや増改築をした場合、既存と新設の取り合い(接合部)などで傾斜がある作り方はあってはなりません。
築年数の経った戸建て住宅の室内において段差がある個所として「和室」「洗面脱衣室」「浴室」「トイレ」「(玄関)」が挙げられます。
「和室」においては畳厚さ分が隣室のフローリング高さより上がっていることが多く、下地で嵩上げする手法が一般的です。
土台・大引きの上に下地材とフローリング仕上げになっている場合、フローリング高さに畳高さを合わせると土台・大引きの高さを下げる必要がある場合もございます。
フローリング高さを上げるとドア下部をカットしたり天井高に変化が生じたりとバランスが崩れるので相対的な検討が重要となります。
また、洗面脱衣室やトイレ下は配管を通すため嵩上げしているケースもあり単純にレベルを変更できないので、リフォーム・リノベーションをお考えの方は「耐震」「省エネ」「バリアフリー」といった内容で必要の有無と、「一気にやるのか」「時期に分けてやるのか」といった施工計画を立てることがポイントになると思います。
これからリフォーム・リノベーションを予定されている方のご参考になれば幸いです。
回答専門家
- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
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