対象:ペットの医療・健康
満11歳のプードルです。9月24日膀胱炎の症状があり検査、ph9、潜血+3、蛋白±15、比重1.015との結果で膀胱炎との診断。注射、消炎剤で一週間後再検31日ph6.5、潜血+2、タンパクなし、比重1.010比重が低いため、エコーで膀胱、腎臓、肝臓以上なし、血液検査で、肝臓の数値が少し悪いとのことで、薬を処方、潜血がまだあるため消炎剤も出さた、比重が低いため一週間後再検 10月8日尿検査のみで、潜血+002と下がったが、ph8と高いが問題なしとの事(他の数値が正常のため)、ただ比重が1.008。
今の時点で比重が低いだけなのですが・・・3月の検査では比重は1.030、4月から心臓の薬エースワーカ服用、これも原因がありますか?もともと多飲多尿、避妊後尿漏れの後遺症あり 元気なので、定期的に検査でいいのでしょうか?尿崩症の疑いはありますか?
サフラン飼い主さん ( 埼玉県 / 女性 / 29歳 )
回答:2件
尿比重
尿比重に影響を与える疾患は、色々ありますが、腎、下垂体、肝などがその主なところでしょう。 腎では急性、慢性腎不全、下垂体の抗利尿ホルモンの分泌不全による尿崩症、肝不全、それと血中のカルシウム濃度が高くなる幾つかの疾患があります。
腎不全では、血中の窒素の値(BUN)の異常が伴ってきます(アゾテミアといいます)。 高BUN,高クレアチニン、低尿比重が3ヶ月以上続くと急性から慢性腎不全になってしまって、その後の寿命に大きく影響してきます。 現在すでに高BUN,高クレアチニン、低尿比重がある場合には、低タンパクの処方食や運動の制限などで、腎臓をほごする必要があります。
尿崩症では、引水制限をして尿比重、尿量の変化を見るという方法がありますが、これは、簡単な検査ではありますが、ご家庭でなさっては危険なことがありますので動物病院にご相談下さい。
補足
エースワーカーの影響はほとんどないと思います。
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RE:愛犬の尿比重が低いが、問題はない?
尿比重の低下が定期的な検査において、常にみられるのであれば原因を探す必要があります。尿比重を低下させる原因としては、利尿剤など薬物の影響、腎不全など腎臓自体の問題、副腎皮質機能亢進症などのホルモン異常、腫瘍が考えられます。エースワーカーのような心臓薬も利尿作用をもつため尿比重低下の原因となります。以上のものが除外され、尿比重の低下が続く場合は尿崩症と診断されます。年齢はわかりませんが超音波検査、血液検査では腎臓や肝臓に問題がないようなので、若くないのであればまず、副腎皮質ホルモンや甲状腺ホルモンの測定をされてみてはいかがでしょうか。心臓薬服用以前から尿比重低下がみられているならば、原因に関しては早期に精査を行うことをお勧めします。
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