仔犬の原因不明の咳（たぶん）

私も、●●先生が指摘された、通称『逆くしゃみ』といわれている喉頭の動きによる音だと思います。 この音の詳しいメカニズムについては諸説があるようです。ベテリナリー・メディカル・ネトワークの7月号のトップテーマがこれでした。
治療としては、何頭かは鼻充血除去薬の経口投与で効果があった報告されています。また、症状が頻繁になったり、鼻汁が出るようになったら、他の疾患も考えられるので、病院で検査を受ける方が良いとのことでした。

鼻先にふっと息を吹きかけると、2分以内に治まるとも書かれています。

若齢のチワワやキャバリアなどで、解剖学的な理由による1分から2分程のクークー、カーカーと聞こえる様な息を吸い込む発作(逆くしゃみ)があることが知られています。その場合、喉を優しくマッサージすることや、鼻の穴を一時的に塞ぎ、嚥下をさせることで発作が治まります。これは非病的なものと考えられていますが体重が増加するとひどくなることがあります。

咳の原因はウイルス、細菌、気道狭窄、アレルギーなど様々なものがあります。今回の件では抗生剤への反応が分からないことや、レントゲン上で明らかな病変がないことを考慮しますと、上述しました逆くしゃみかと思います。

次、発作が起きましたらマッサージをためしてみてはいかがでしょうか。

また、悪化しましたり鼻血や鼻汁が出るようでしたら病的な可能性がありますので、かかりつけの病院に相談されると良いでしょう。