対象:新規事業・事業拡大
税理士です。
関与先にシステム管理サービスを主力にしている企業があります。
外資系システムベンダーから大口の下請けを受けている仕事が主力ですが、少数大口に依存した事業はリスクが大きく、他の受注を開拓する、ことが必要だと感じていますが、国内システムベンダーの仕事は単価が低く、コストに合わないので取りにいっていません。
既存の外資系の仕事は、米国本店側の経営方針の変化で大きく振り回されることが多く、総じて売上は減少傾向、にあります。
システム管理サービスの事業を活用した、周辺分野への進出、など、売上を創出していく事業展開が必要と思います。
実行可能な地に足が着いた事業展開をアドバイスしていただけるコンサルタントの方が必要と思っていますが、アイディアをお持ちで実行支援していただける方はおられますでしょうか?
ローキャメさん ( 東京都 / 男性 / 47歳 )
回答:3件
長年のIT業界の経験を活かしたご支援が可能です
経営コンサルタントの長谷川です。こんにちは。
大手ITベンダーの下請企業の多くは、昨年後半からの世界的不況の影響を受けて厳しい経営を強いられています。
私は長年のIT業界の経験に基づいた、ITベンダーに対する経営コンサルティングやIT人材育成を事業として行っております。
これからの中小ITベンダー生き残りのポイントは「脱下請」にあると考えております。
例えば、自社の強みを活かしたビジネスエリアにおいて「プライムコントラクター(主契約者)」になることを目指すことは、一つの方向性としてあるかと思います。
長年のIT業界の経験を活かしたご支援が可能ですので、ご検討ください。
以上
評価・お礼

ローキャメさん
ありがとうございました。大変参考になりました。
回答専門家

- 長谷川 進
- (神奈川県 / 経営コンサルタント)
新規事業成功の鍵は、リスクヘッジを考えた事業戦略策定にあり
日本アイ・ビー・エム在籍時の15年間に多数のITプロジェクトに参画しました。その経験から、「新規事業が失敗する場合の多くは、構想段階に問題がある」と考え、リスクヘッジを根底においた事業戦略の策定、プランニングを行っております。
同種のビジネスモデル構築の経験が複数あります
はじめまして。田中と申します。
国内外のデータストレージサービス、システム運用管理サービス、IDCサービス事業のビジネスモデル設計&戦略構築・実行支援や、戦略コンサルティングファームの情報担当役員の経験がある者です。
これからのシステム運用管理サービス企業は、新市場へ出るにせよ、周辺事業にエッジアウト(滲み出し)するにせよ、まずは、成功している欧米・アジアの同種の企業と同様、経済合理性の観点から、しっかりとビジネスモデルの再構築をはかっていく必要があると考えます。
多様な市場で顧客を獲得しているこれらの企業は、事業機能の標準化・モジュール化、コストバランスの最適化等をはかり、戦略と連動させて有機的にサービス形態を変化させながら市場開拓を行っていますので、まずは、こういった動きができる柔軟な構造をもったビジネスモデルをめざすのも一つの手です。
ちなみに、日本の同種の企業は、前述の海外勢に比べて、経済合理性にもとづく業務の標準化やモジュール化が極端に苦手なので、結局、下請けから脱却できないでいる企業がほとんどなのですが、逆に、(すでに海外で戦っている製造業やEMSではあたり前に行われている)これらのことをきちんとやれば、大きな投資をしなくとも着実に顧客を増やせることにつながります。
なお、当方、某国立大学法人の経営大学院との産学共同プロジェクトに参画しており、ITや通信、コールセンター事業などの企業群を中心に、上記で述べた標準化やモジュール構造からなるビジネスモデルの開発活動を行っておりますので、これと絡めながらのご支援を検討させていただくことも可能です※。
※当方のコラム、「産学共同プロジェクト〜参加企業募集のお知らせ」をご覧ください。
http://profile.allabout.co.jp/fs/jtm-tanaka/column/detail/48841
直接ご連絡を頂戴できれば、あらためてご相談に乗らせて頂きます。
ご検討頂ければ幸いです。
評価・お礼

ローキャメさん
大変参考になりました。ありがとうございます。
回答専門家

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事業展開の全体像をお伝えします。
外資系企業のシステム運用を受託していると考えてよろしいでしょうか。国内企業から運用を受託するとなると確かに担当者の単価は比較的安価になりますね。事業展開の方向性ですが、運用業務を受託していると顧客との付き合いは長くなっていきますので、営業的な視点でみれば、エンドユーザの業務内容やシステムの状況、課題等の話も拾えてくるのではないでしょうか。
ですので、通常は保守開発から入って徐々に大きなSIの受注をするなどSI方面への拡大が考えられます。さらに上流にいくとしたら、どのSIerさんも志向されているように、上流のITコンサルティングへ発展させていくとなります。単価的な見方をすれば、これらは運用業務の受託からすると徐々に高くなりますが、お客様とのお付き合いは運用業務ほど継続的ではなく、単発なっていくかもしれません。また、ネットワークやデータセンタ構築などインフラ構築のサービスに、さらには自社で資産をもって、iDCやIaaS的なサービスに展開するというのも考えられます。 業務面で発展させていくとしたら、コールセンタや給与や受注データ入力などの受託サービスへ展開するとなるでしょう。これらはITを利用した受注サービスを展開する場合は切っても切れないものであり、今後ともますます必要になるでしょう。
話は戻りますが、いずれにしろ運用業務でお客様と深く長くお付き合いしていくことになりますので、情報システム周りの課題や困りごとを拾い易いはずです。今の事業モデルで顧客数を増やし、上記のいずれかの方向で周辺事業に展開していくというのが自然な方法だと思います。ただし、人的なリソースを揃える必要があるのと、何かしらの特異性を出すことが課題になりますが。私自身はIT導入の上流コンサルティング等を行っておりますが、運用業務中心に上記のような事業展開をされている事業者の方を存じておりますので、ご対面でもご相談できればと思います。
評価・お礼

ローキャメさん
わかりやすいご回答ありがとうございました。
回答専門家

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