対象:住宅設備
自宅を新築する際に太陽光発電システムの導入を検討しています。
これについて,経産省が余剰電力の買取り価格を2倍にする方針を公表しましたが,
http://home.yomiuri.co.jp/news/20090225hg03.htm
そうなると,電力会社からの買電価格より高くなるので,自宅での必要以上(4人家族で3kwのところを例えば5kwとか)にパネルを設置した方が初期投資の回収は早くなると考えますが,その理解で良いのでしょうか?
また,買取り価格が2倍になると太陽光発電が投資として成り立つ見込みが出てくると考えます。例えば,賃貸アパート・マンションの屋根に大家さんがソーラーパネルを設置することは有効と考えて良いのでしょうか?国からの補助金の対象とはならないようですが。
からあげ天国さん ( 宮崎県 / 男性 / 41歳 )
回答:1件

菱田 剛志
住宅設備コーディネーター
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余剰電力の買い取りについて
ご質問ありがとうございます。
余剰電力の買い取りについては、私のブログでもいろいろと書いておりますので、お暇なときにでも覗いてみてください。
http://blog.livedoor.jp/taiyokohatsuden/
さて、ご質問の件ですが、
>自宅での必要以上(4人家族で3kwのところを例えば5kwとか)にパネルを設置した方が初期投>資の回収は早くなると考えますが,その理解で良いのでしょうか?
基本的にはその理解でよろしいかと思います。
しかし、買い取り期間は10年ということで、その10年も価格が固定なのか、変動なのか?現在余剰電力と言われていますが、本当に余剰分だけなのか、全量買い取りなのかの議論もされておりますので制度が固まるまではっきりとしたことがわからないというのが正直なところです。
昨年から補助金の再開にも振り回されてきましたが、はっきり決まるまでわからないと言うのが現状です。補助金や固定買い取りにあれほど消極的であった行政がここまで変化したのは、政治的判断が大きかったと思っていますが、政治も今後どれほどの影響を与えるのか不透明です。
>例えば,賃貸アパート・マンションの屋根に大家さんがソーラーパネルを設置することは有効と>考えて良いのでしょうか?
これについても大家さんが居住している部屋があるか、大家さん名義の電力需給契約があることが前提になると思います。
2倍の買い取りということで、例えば共用部分の電気単価が低い契約であれば買い取り単価が必ずしも通常の住宅並みになるかどうかなどの問題もあると思います。
今は、制度の成り行きを静観するしかないのかなと思っております。
ただ、確実にこれまで補助金がなくなった後も率先して設置してきた方の負担が少なくなることやこれから設置される方にとってプラスになることだけは間違いないと思っております。
評価・お礼

からあげ天国さん
ご回答ありがとうございました。
今後もブログを拝見させていただきます。

からあげ天国さん
買取り価格2倍は一般住宅のみ?
2009/03/25 14:28いつもご回答ありがとうございます。
ブログも読ませていただきました。大変参考になりました。
ご回答中に「大家さんが居住している部屋があるか、大家さん名義の電力需給契約があることが前提になると思います」とありましたが,余剰電力の2倍買い取りが義務化されるのは,あくまで電気受給契約をしている本人が居住する住宅に限られる方向性なのでしょうか?
新聞報道では「家庭や企業、学校が太陽光を利用して発電して余った電力について…」とあったのですが,どうなのでしょう?
検討段階なので何とも言えないかもしれませんが,何かご存じでしたら教えてください。
からあげ天国さん (宮崎県/41歳/男性)
(現在のポイント:-pt)
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