対象:投資相談
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特徴の違いを理解しましょう
もちぐま 様 バームスコーポレーションの杉山と申します。
個人向け国債(10年もの)は、投資というより10年という長い期間を考えたとき実質的な価値を減らさないものと考えたらよいと思います。インフレになっても、投資したお金の価値を守ってくれるものと考えるわけです。
ちなみに、固定金利1%、投資期間10年の国債があったとします。もし、5年経過した時点でインフレが2%になっていたとすると、資産運用の成果(1%)を実質的な目減り分(2%)が上回ってしまうので、この場合は、実質的な価値は低下してしまいます。
個人向け国債(10年もの)は、市場の実勢金利に応じて利率が変動しますから、インフレになったときでも実質的に資産が減らないで済むというものです。
固定金利の国債(5年もの)は定期預金と比較してください。こちらの場合は金利は固定されています。定期預金より少し金利が良くなっているのであれば、定期預金よりは魅力的ですね。ただし、10年ものの個人向け国債の説明にあるように実勢金利が上昇したとき、この国債の魅力は薄れていきます。
2つの個人向け国債はべつのものと解釈するのが良いのではないでしょうか?
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記事制作に関するご相談
運用期間によって選択。
はじめまして、FPの岩川です。
まず、寝かせられる期間を明確にします。
2年後に使う・・・2年国債
5年後に使う・・・5年国債
10年後に使う・・10年国債
現在は、超低金利です。
5年、10年後には、預金の金利も上昇している可能性があります。
この場合、仮に固定金利を選択していると、折角、購入した国債も不利な商品となってしまいます。
5年、10年と長期の場合は、将来の事は予測できませんから、変動金利を選択した方がリスクを軽減することができます。
(詳細は省略しますが、仮にこれ以上金利が下がった場合は、購入した債券の価値が上がり、途中で売却しても元本割れを回避できる可能性が高まります。)
2年などの短期の場合は、どちらを選択してもそれほど影響はないと思います。
10年などの長い国債は、流動性がなくなってしまうリスクの割に、リターンが少ない気もします。10年という期間は、景気、金利も大きく上下する可能性が高いので、しっかりと連動できる方法を選択することです。
ちなみに、
「投資=恐い」ではなく、「知らない=恐い」です。
鉄の凶器である車を、生活の必需品にしているのは、アクセルの踏み方、ブレーキの掛け方ハンドルの切り方と「正しい情報を正しく理解」し、常に注意を払っているからです。
投資も同様です。
投資の本質、仕組みをすれば、決して恐いものではありません。
ご不明点があれば、気軽にご質問ください。
回答専門家
- 岩川 昌樹
- (千葉県 / ファイナンシャルプランナー)
- FPブレーン株式会社 長期投資専門FP
「本当に必要な資産運用」。家族のことのように考え、提案します
お客さんごとに異なるライフスタイルやリスク許容度に応じて、オーダーメイドの資産形成サービスを提供しております。資産形成を始めてみたいが、何から手を付けたら良いか解からないという方は、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。
吉野 裕一
ファイナンシャルプランナー
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低金利時代には・・・
はじめまして、もちぐまさん。
''FP事務所 マネースミス''の吉野裕一です。
まず金利タイプの選択のセオリーをお伝えしましょう。
金利が低い時に固定金利に預けるのは、リスクを背負う事になります。
何故かと言いますと、まだこの先1〜2年金利が低下するかも分りませんが、その後金利が上がった時には低い金利で固定期間預け入れなくてはなりません。
中途解約などはペナルティーを課せられて、期待通りの運用が出来ない事になります。
また変動金利でも国債は期間が設定されていますから、中途解約を余儀なくされた場合には、やはりペナルティーがあります。
まず運用をする前に運用する期間に見合った商品を選ぶ必要があります。
元本確保という商品に皆さんはリスクがないと思われていますが、日本は長い間インフレが起こらずに済んでいますが昨年の様なインフレがいつ起こるかも分りませんし、1%〜2%くらいのインフレは正常な状態といえるかも分りません。
インフレが1%で預貯金で0.5%だとするとお金の価値は徐々に下がってきてしまう事になります。
まだ世界の経済が先行き不透明な時でもありますから、MMFや定額貯金というような比較短期で解約してもペナルティーの少ない商品で運用されるのも良いと思います。
リスクとはマイナスになる事だけを思われている方が多いですが、投資の世界では振れ幅の事をリスクと言います。
これは期待の利回りの上下に振れる事です。
運用期間が長ければ、このリスクも少なくなってくるのも事実です。
運用目的、運用期間などを決める事が大切な事です。
吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
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10年変動をお勧めする理由と他の商品のご紹介
もちぐま 様
初めまして、オフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。
個人向け国債の変動と固定の比較は難しく、どちらが良いとは云い難いのですが、私は10年変動をお勧めします。将来金利が上昇した場合には、長期金利-0.8%で金利が上昇します。従いまして、金利動向を気にせずに保有できる点が変動をお勧めする理由です。
また、購入後1年経つと、解約が出来ます。その際には前2回の受取利息分を引かれるだけで解約できます。因みに固定は2年と前4回分です。もし、将来固定に変更する場合や、他に有利な商品が出て購入を考えた際にも、気軽に解約して5年固定や他の商品を購入できます。
元本が保証されていて、リターンの高い商品はありませんが、元本割れが無いか低い商品と運用方法をご紹介します。(掲載コラムからの紹介です)
1.会社で財形制度を整えている場合は、一般財形での積立をお勧めします。
税の優遇等はなくなりましたが、給与から天引きされるため、確実に貯まります。預金での貯蓄のため元本は割れません。
2.財形制度が無い場合には、定期預金の毎月積立がお勧めです。ネットバンクの1年物は市中金利を反映し、都市銀行よりも高い金利のものが多くお勧めです。定期預金は単利ですので、利子も含めた運用を行うため、満期日に元利を含め定期預金として預け替えする必要があります。
預金保険制度により、元金1,000万円とその利子が保証されます。1,000万円を超えた資金を運用される場合は複数の銀行を活用下さい。
なお、外貨定期預金は、外貨での元本と利子は割れませんが、為替の変動リスクが大きく、円に戻した際に元本割れが発生する可能性があります。
補足
3.定期預金や国債は単利の商品ですが、複利で運用してくれる商品として(円の)MMF(マネー・マネージメント・ファンド)があります。この商品は国内外の公社債、譲渡性預金やコマーシャルペーパーなどの短期金融商品で運用する公社債投資信託です。リスクは低く元本過去10年で1度、マイカル倒産の際に一部MMFで元本割れが発生しましたが、それ以降はありません。
実績利回りのため、事前に利率は保証できませんが、現時点で0.4%を上回るものがあります(09年2月27日現在)。また、収益分配金を毎日計算して(日々決算型といいます)、月末にまとめて再投資する1ヶ月複利です。
上記金利を比較するのに下記ページを利用しています。
http://markets.nikkei.co.jp/plan/ratelist.aspx
4.投資信託ですが、リスクの低い商品として、国内債券を対象とするインデックス・ファンドをお勧めします。リターンは複利換算で0.8%〜1.5%程度(09年3月4日現在)と低いものの、リスクも低く(2007年12月までの456月で標準偏差は3%)お勧めです。
再投資を指定して、信託報酬の低い、信託財産留保額の無いファンドを、買付手数料0円の証券会社で購入されると、より高いリターンが得られます。
(現在のポイント:-pt)
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