対象:住宅資金・住宅ローン
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2009年8月頃新居入居予定です。
1500万円借り入れ、少し厳しいですが、総返済額を減らす為に、10年間でローンを返済するつもりでした。しかし、返済期間が10年以上ないと住宅ローン控除が適用されないことを知り、総返済額は増えてしまうけれども、1500万円借り入れ15年間で返済した方が、最初の5年間は控除が受けられるので良いのかな?と漠然と思うようになりました。
ちなみに、ローンは3年固定で優遇後金利1.25%予定です。住宅ローン控除は年度末残高の1%と聞きますので、この場合、実質0.25%で借りていることになるのでしょうか?それともそんな単純なものではないのでしょうか?
1500万円借り入れ10年返済住宅ローン控除なしの場合と、1500万円借り入れ15年返済住宅ローン控除適用の場合の、メリットとデメリットに関し、プロの先生方の御意見をお聞かせください。
また、何か間違っていたら御指摘ください。
補足
2008/12/25 15:19多分、勘違いしていたかもしれません。
住宅ローン減税を受けるには、年末の時点で、残り返済期間が10年以上いるのかと思っていたので、「10年ローンだと控除が受けられず、15年間で返済したら最初の5年間は控除が受けられる」と思い込み、そのように書き込んだのですが、15年ローンを組んでも、10年ローンを組んでも、10年間の住宅ローン控除は受けられるのではないでしょうか?
どうか教えてください。
おれんじcountyさん ( 愛知県 / 女性 / 38歳 )
回答:4件
住宅ローンだけでは住宅ローンの形は決まらない。
おれんじcountyさんへ
こんにちは。ファイナンシャルプランナーの上津原です。
住宅ローンの返済計画を決めることは、確かに悩みますね。
総返済額だけに目を向ければ、返済期間は短いに越したことはありません。
住宅ローン控除が年末借入残高の1%あることを加味しても、
借入額1500万円で10年返済と15年返済とを比べると、たとえ金利が2%であっても、10年返済のほうが総返済額でメリットがあります。
住宅ローンの返済計画は毎月の家計管理にも影響を及ぼします。
1500万円、金利3%で10年返済と15年返済とを比べると、15年返済のほうが、毎月の返済額はおよそ41000円少なくなります。(ボーナス返済なしの場合)
おれんじcountyさんはこれから10年間(または15年間)に、どのようなライフイベントが控えておられますか。また、返済期間中にご家族の収入が少なくなったりすることはありませんか。迷われる場合は資金繰りの安定を大事にしたほうがよいと思われます。
より的確な答えを出したい場合は、ライフプランを作成されることをお勧めします。最適な住宅ローンの組み方は、住宅ローンだけでは決まりません。どんな幸せの形をつくりたいか、そのためにどんな資金繰りにしていくかも考えてみませんか。
回答専門家
- 上津原 章
- (山口県 / ファイナンシャルプランナー)
- 上津原マネークリニック お客様相談室長
心とお金が豊かになるライフプランを一緒に作成しませんか。
「上津原マネークリニック」という名前には、お金の無理やストレスのない「健やかな」暮らしを応援したい、という思いがこもっています。お客様の「ライフプラン設計」を第一に、また「長いお付き合いを」と考え顧問スタイルでライフプランを提案します。
住宅ローン控除
こんにちわ、独立系FP会社、FPコンサルティング[http://www.fp-con.co.jp]の岡崎です。
住宅ローン控除の相談が急増する時期ですね。
さて、詳しい収入や支出などライフプランをお聞きしないと的確な回答は難しいですが
おれんじさんの場合は10年で借りて無理して払うより、15年くらいで様子見ながら
徐々に繰上返済をされるほうがよいのではないでしょうか。
余裕をもった返済で、貯まったお金で繰り上げ返済していく、という方が精神的に
よいでしょう。ただし繰り上げ返済して、償還期間10年切ると控除を受けれないので
注意が必要です。
何パターンかシュミレーションして最適な返済で豊かな生活をしてください!
回答専門家
- 岡崎 謙二
- (大阪府 / ファイナンシャルプランナー)
- 株式会社FPコンサルティング 代表取締役
お金の相談10000件以上!ここで培った経験が自信です!
ライフプランに関する相談業務はスキルや対応力も必要ですが、ケーススタディの蓄積が問題解決には重要です。これまでに3000件以上の相談を受け、そこで培った問題解決能力で、最適なアドバイスをさせていただきます。
渡辺 行雄
ファイナンシャルプランナー
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住宅ローン控除の件
おれんじcountyさんへ
はじめまして、個別相談専門のファイナンシャル・プランナーとして活動しています、渡辺と申します。
『15年ローンを組んでも、10年ローンを組んでも、10年間の住宅ローン控除は受けられるのではないでしょうか?』につきまして、今年度の住宅ローン控除の適用を受けるという前提でアドバイスいたします。
住宅ローン控除の適用要件の中におれんじcountyさんがご記入されたとおり、返済期間が10年以上の借り入れとう条件があります。
この10年につきましては、返済期間中に繰り上げ返済などを行うことにより、あるいは普通に返済を続けていって返済期間が10年未満になってしまった時点で控除の対象ではなくなってしまいます。
よって、住宅ローン控除の適用を受けたいと言うことであれば、返済期間を15年でもけっこうですが、10年以上で住宅ローンをくむことになります。
尚、住宅ローン控除を5年間でも受けた方が有利なのか、あるいは返済期間を10年して1年間だけ受けただけでも、返済期間を短くした方が有利なのかにつきましては、総返済額はもちろんのこと、所得税額なども含めてシミュレーションを行ってみないと、残念ながら判断できかねます。
住宅ローン控除の適用要件など詳細につきましては、念のため所轄の税務署で確認をするようにしてください。
以上、ご参考にしていただけますと幸いです。
リアルビジョン 渡辺行雄
ファイナンシャルプランナー
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10年で厳しければ15年で!
おれんじcountyさん、はじめまして。
株式会社くらしと家計のサポートセンターです。
住宅ローン控除は返済期間が10年以上のローンです。
10年で借入しても期間短縮型の繰り上げ返済をしなければ10年間受けられます。
残存期間ではなく、最初から終わるまでの期間のことを言います。
15年で借りると繰り上げ返済で期間が5年間短くなっても大丈夫ということですね。
住宅ローンの12月末残高の1%が控除されるということで例えば残高が1500万円であれば
1%の15万円が控除されるということですが、実際の税金が15万円以下の場合はその金額までしか控除されません。
源泉徴収票で年間の源泉税を確認してみましょう。
ですから、実質0.25%のローンということは言えませんね。
10年か15年かという問題ですが、単に住宅ローン控除と借入れ利息の問題だけでなく、
10年間返済可能かということを考えてみてください。
10年だと少し厳しいのでしたら、少し長めで借りたほうが無難です。
3年固定ですと、その後金利が上昇した場合に大変になるかもしれません。
また給与が下がったり、健康状態がよくなくて収入が減ってしまうかもしれません。
返済できなくなると、差し押さえられてしまいますよ。
それが一番怖いことです。
15年で借りても10年で借りたつもりで差額分を貯蓄に回してはいかがでしょう?
大切なのは無理をしない返済計画だと思いますよ。
株式会社くらしと家計のサポートセンター
http://www.fpwes.com/
補足
住宅ローン控除を受けるには残っている年数が10年以上必要と誤解されている方が多いので追記しますが、返済を始めた時からの年数が10年以上です。
国税庁HPより
No.1225 住宅借入金等特別控除及び特定増改築等住宅借入金等特別控除の対象となる住宅ローン等
http://www.nta.go.jp/tokyo/guide/zeimusho/chiba/kashiwa/index.htm
上記サイトより抜粋
(注)2 償還期間や賦払期間の10年以上(5年以上)の期間とは、借入金等の債務を負っている期間をいうのではなく、最初の返済又は支払の時から返済が終了する時までの期間をいいます。
評価・お礼
おれんじcountyさん
とても丁寧で分かりやすいアドバイスをありがとうございました。
このHPで質問したものの、実は、さらに住宅ローン減税の条件についてこんがらがってしまっていたのですが、分かりやすい先生の説明のおかげで、よく理解する事ができました。
先生のコメントを拝見させていただくまでは、ローンは短く早く返したいと思っていたのですが、無理のない返済計画の大切さも教えていただきました。
先生の回答で、私の知りたかったこと全てが分かり、とても感謝しています。
どうもありがとうございました。
(現在のポイント:-pt)
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