対象:ペットの医療・健康
こんにちは。
我が家の13歳の柴犬が、3日前の夕方に何度か足がよろけてこけることがあり、また目が左右に動いて回っている状態になることがありました。
念のため病院に行きましたがその時はすぐに症状がおさまったので様子を見るということになったのですが、翌日の朝また目がまわって首も曲がってしまい、ぐるぐると同じところを回り始め、今度は症状が止まらなくなってしまいました。現在は入院して治療をしていただいているのですが、3日たっても症状がほとんど改善されないのでMRIをすすめられています。かなりの高齢犬だと思うのですが、麻酔の危険を冒してでもMRI検査を受けるべきでしょうか?血液検査やレントゲンでは異常はみつからないということです。よろしくお願いします。
kainosukeさん ( 兵庫県 / 女性 / 35歳 )
回答:1件
MRI
老犬で、斜頚があって、左右の眼球が左右に動いて立てない症状を示す時、一番多い病気は、突発性前庭疾患です。この前庭疾患に関しましてはyahooで前庭疾患で検索していただければ、たくさん出てきます。写真を掲載しているもの、実際、ワンちゃんを入院させた経験のある方のブログ、また以前、このコーナーで藤井先生、●●先生(五つ星の回答です)、私の3名がコメントしたものも出てきます。アクセスしてみてください。
当院ではこも症状で来院された場合、まず耳道の検査をして、次に頭部のX線単純撮影をします。これで耳道、鼓室に異常が認められなかった場合、まず前庭疾患を疑って、ステロイド剤を中心とした治療を開始します。2,3日この治療を続けますと、大抵のケースではまず眼球震盪が取れてきます。こうなるとやっぱり前庭疾患だなと思います。その後も治療は続けますが、ほとんどのケースで7〜10日で回復します。完全に治る仔と、ちょっと頚をかしげてしまう仔がいます。先月、回復するのに2週かかった仔がいましたが、当院では稀なケースでした。
また実は、このような疾患で来院されて、耳道、鼓室に異常がなかったケースで、治療に反応せずに他の脳疾患が疑われて、大学病院を紹介したというケースは、幸いなことにありません。
MRIは全身麻酔を必要としますので、まず前庭疾患の治療から始めて、それで反応がなければ、MRIなどの次の精密な検査に移っていってもいいのではないかなと思います。
補足
残念です。心から御冥福をお祈りいたします。
評価・お礼
kainosukeさん
迅速かつ丁寧なご回答ありがとうございました。
せっかくご回答をいただいたのですが、残念なことについ先程容態が急変し、亡くなりました。
投薬治療の効果がほとんどあらわれず、延命治療にも反応を示さなかったそうです。
ご回答を参考にできず、残念です。
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