対象:ペットの医療・健康
こんにちは。ラブラドール(♀ 3歳)のことについて質問をさせてください。
うちの子は生後8ヶ月頃に避妊手術をしています。その後も特に何事も無く過ごしていました。しかし2歳半になった頃から夜になるとおしっこが漏れてくるのです。その瞬間を見ているわけではないので、確実とはいいがたいのですが・・・。しかしこの子の寝床がびっしょりになるほどです。この子のお尻の回りや太腿なんかも濡れていますし、寝床から起き上がった様子はありませんでした。ですので、おねしょのような感じで漏らしているのだと考えたのです。
獣医さんにも相談し、尿検査も行いました。しかし正常でした。それで考えられるのは、尿道括約筋の緊張が緩くなってきているのかもということで、緊張を高める薬の投与をすることになりました。その結果、それ以降は止まるようにはなりました。
前置きが長くなりましたがここから質問です。この治療を行い、今のところは効果は出ていますがこの状態は完治をするものなのでしょうか。また薬を長く使うことには少々抵抗もあるので、別の方法は考えられないでしょうか。
以上の状態をお聞きの中で、客観的にどのように先生方が治療方針を立てられるか、お聞かせいただければと思い質問させていただきました。どうぞよろしくお願いします。
パッチンヘナさん ( 長野県 / 男性 / 36歳 )
回答:1件
尿漏れ
人でも尿漏れを起こしてしまわれる方がいらっしゃいまして、専門の外来を持っている大学病院もあります。いろんな治療法を試されていらっしゃいますが、前に垂れ下がってしまったことによって尿漏れが起こっている場合には、内視鏡下で手術をして、膀胱を吊り上げることもあるようです。
ワンちゃんでも原因を特定しなければいけませんが、膀胱鏡で尿道、膀胱頚部、膀胱内と見ていくことでいろんなことが判ります。最近、膀胱頚部が弛緩して尿が漏れてしまう疾患が見つかってきました。アメリカでは、この場合、膀胱頚部の筋肉の筋電図の検査もすることがあるようですが、これはとても高度な検査だとコロラド大学の教授が講演されていました。この講演では、どのくらいの弛緩は治癒できて、どこまで進むと治らないのかのデータは、お示しになりませんでした。
コロラド大学では、膀胱の出口の粘膜の下に、コラーゲンを注入することによって、出口を狭くする手術をしています。一度のコラーゲン注入で、約2年ほど出口を狭くしておく事ができるそうです。日本でではまだこの手術を実施した発表はありませんが、技術的に可能な病院は幾つかあります。コラーゲンは、美容外科で皺取りのときに頬などに注入しているものですが、高価です。
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パッチンヘナさん
Re:尿漏れ
2008/09/21 22:31早速のご回答に感謝致します。ありがとうございました。
しかし、やはり難しい症例なのでしょうか。高度な検査や高価な治療法の他にはお示し頂けていないところから、勝手ながらそのように解釈を致しました。もしもそういった意図でないのであればお詫びいたします。
インターネットでいろいろと調べてみると、結構、犬種に関わらず、尿漏れをしている犬がおり、困られている飼い主さんも多いことが分かりました。私もそのうちの1人です。いつ、どこで、なぜするのかが分からず、気が付いたときにはあちこちに跡が残っているのを見るのは、正直、気持ちが落ち込んでしまいます。そういった私や家族の様子を見る犬自身も、きっとパッピーではないと思うのです。
これまでの獣医学の中で、尿漏れについてもっと一般的なレベルでの治療法の報告事例はございませんでしょうか。もしもご存知でしたら、再度お知らせいただけましたら幸いです。
失礼なことを申し上げているのかも知れませんが、どうかよろしくお願いします。
パッチンヘナさん (長野県/36歳/男性)
(現在のポイント:-pt)
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