対象:リフォーム・増改築
壁リフォームについてお尋ねします。
木造一戸建て、1階部分の改装なのですが
留守がちなため、常に締め切っている状態で
湿気に困っています。
現在は一般的なクロスを使っているのですが
これを機会に調湿対策をしたいと考えています。
(換気扇は常時換気で利用する予定です)
リフォーム業者さんからは、
和室…珪藻土(商品名不明)
トイレ、洗面…調湿建材(ボード状のもの)
を薦められています。
塗り壁については、汚れが拭き取れなかったり
少々のクラックが入るのは覚悟していますが、
本当に効果があるのでしょうか?
ボード状のものについては、
調湿建材として認定されたものを利用するのですが
珪藻土の効果については
業者やメーカーの言葉を
信じる以外ありませんので、不安です。
同じ塗り壁なら、認定を受けているヌリカラットの方が
効果が高いのでしょうか?
また、珪藻土と漆喰では効果が異なるのでしょうか?
そもそも1〜2ミリ厚さ程度の壁材に
調湿効果を期待する方が
おかしいと某大手建材メーカーの営業に
言われたこともあり悩んでいます。
GOROTAさん ( 大阪府 / 女性 / 39歳 )
回答:4件
良質な塗り壁と床下調湿材は確かに効果あります。
ご質問ありがとうございます。
木造一戸建ての1階部分の調湿対策ですね。
塗り壁の調湿効果に疑問を感じる方は確かにいますが、珪藻土や漆喰の効果は確実にあると私は思います。珪藻土や漆喰の施工された方が「効果がないから、もとのクロスの状態に戻してほしい」という声をほとんど聞いたことがありません。一番は塗り壁を施工されたご友人の方、もしくは店舗・ショールームなどに行かれ体験されてみたらよいかと存じます。
ただ、珪藻土や漆喰についても多種多様あり、調湿効果の優れたものをお選びいただくのがよかと存じます。珪藻土と漆喰の違いはその素材の違い(珪藻土=海草の化石化されたもの、漆喰=良質の石灰岩)から来るものですが、カビ対策を重視されるなら、漆喰(良質のもの)で、デザインやVOC対策を考えるなら、珪藻土がお薦めです。これは私の私見です。
また、調湿をさらに考えるなら、床下調湿材をお薦めします。湿気は床下から湧き上がってくるもにおですので、珪藻土のほぼ同じ素材の「床下調湿材」を床下に入れてみてはいかがですか?通常の備長炭にも調湿効果はありますが、それ以上の効果も期待できます。その床下調湿材を長時間、手で触っていると、手から水分が吸収され、「しわしわ」の手になるほどの効果です。
もちろん、ふだん締め切った状態なら、換気扇の導入も必要だと思います。
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調湿建材について
まず、ビニールクロスより効果があることは間違えありません。
珪藻土の塗り壁材もピンからキリまであります。
よく使われて安価なものには、接着剤が結構入っており、この様なものに関しては、あまり効果がないように感じます。なぜならば、そのようなもので塗られた部屋に入った時にスッキリ感があまり感じられないからです。
珪藻土でお薦めなのは、サメジマコーポレーションのリターナブルパウダーや日本珪藻土建材の珪藻土、日本エムテクスのアッシュライトなどです。漆喰は、村樫石灰のマリンライムや近畿壁材の漆喰です。いずれもコテ塗りの方が、効果があります。ローラーで塗るタイプのものもありますが、薄すぎて効果は期待できません。
もちろん、上記の会社のものは、つなぎ材(バインダー)として接着剤を使用していないので、クラックが入りやすいのですが、左官屋さんが上手い方であれば、大丈夫。
珪藻土と漆喰の調湿性能の違いですが、数値的にはわかりませんが、珪藻土の方がある様な気がします。珪藻土には電子顕微鏡でみると小さな穴があり、そこに湿気が入るとか。もちろん、吸いっぱなしにしていると、珪藻土だってカビが生えるので、窓を開けて風を通してください。
仕上がりの違いは、塗り方にもよりますが、珪藻土の方が軟質で、漆喰は、ピキッとした堅い感じになります。。
リフォームで注意しなければならないのは、古い石膏ボードへ塗るので、アクが表に出てきやすくなります。それを止める為にシーラーというものを使用しますが、これは、体に良いものではないので、工事中は、現場に入らず、現場と居住スペースをビニールで隔ててもらった方が良いでしょう。もちろん、工事終了後もしばらくの間、窓開け換気をし、健康の為に1週間は、その部屋で暮らさない方が良いと思います。
GOROTAさんが思っているほど調湿性能があるかどうかわかりませんが、ビニールクロスよりもましです。
補足
トイレは1m高くらいまで腰板にし、その上を塗り壁。洗面所は、水かがりのするところをタイルにして、その上を塗り壁にすると良いでしょう。
あまり多くの種類を使用市内法が良いと思いますが、予算の関係もあるのでご検討ください。珪藻土は平米5000円から7000円くらいです。それから石膏を基材とした吉野石膏のタイガーケンコートというのがありますが、これは、珪藻土でも漆喰でもありませんが、平米3000円くらいで塗ることができます。だたし、塗る場所が少ないと、もう少し高くなりますが。
色々、サンプルを取って検討した方が良いとお薦めいたします。
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深澤 熙之
建築プロデューサー
-
調湿効果のあるリフォームにおいて
おはようございます。GOROTA様
はじめまして、外断熱リフォームを専門にしています。昭和アルミグループの深澤煕之です。
先の先生がおっしゃっているように珪藻土(けいそうど)や漆喰は調湿効果には優れた効果があり、エコリフォームのブームでよく知られるようになってきました。
ですが、珪藻土だからすべて良いという風潮もあり、経験がないのに珪藻土の成分が多いから言ってうちの珪藻土の成分が何%以上あるから良いと案内している専門家もおり、珪藻土事態は固まる成分で無い為、珪藻土に消石灰や白セメントなどの固化材を配合しないと施工ができません。
ですので、珪藻土の成分の含有率というデーターだけで、経験も実績もないのに含有率が高いので優れていると言っている専門家や評論家も多いのは事実で、他の固化剤との配合率も重要になってきます。
私も珪藻土の施工のし方によっては珪藻土でないとでない風合いがあり、その部分においては大変好きと思う一人なのですが、珪藻土の施工においてはいまだに勉強中です。
調湿効果に優れているからと言って安易に考えず、珪藻土において、長年においての経験と実績のある専門の方に相談をされたほうが良いです。
また、漆喰においては珪藻土よりも歴史があり、効果的に漆喰のほうが優れている面もありますが、デメリットとして汚れがつきやすい、ひびが入りやすいという欠点もあり、漆喰を選択する場合はそういう欠点も含めて、調湿効果の優れている面を優先させるかと判断をされたほうが良いです。
漆喰は昔からひびが入りやすいという欠点がありましたので、繊維などを配合してひびを入りにくくする方法もありますので、漆喰は調湿効果は抜群に良いが、ひびが入りやすいから駄目と安易に評価する人もいますが、どんなものにも利点、欠点はあります。
補足
重要な事はやはり工事の方法です。ですので長年の経験と実績のある専門に相談され、机上だけで判断する方や人から聞いた話だけでアドバイスをする人が多いので、どの会社が専門的な経験や実績があるのか?見定めてから相談をされて、ご判断をされたほうが良いです。
また、今までの反射率を利用した遮熱塗料とは全く考え方の違う成分でできている、結露やシックハウスを改善できる断熱塗料も最近出てきましたので、そういう塗料もあるという事で選択肢の一つに入れられたら良いかと存じます。
補足:内装材の壁材として通湿性のあるボードや石膏ボードで結露を防止するという壁材もありますが、カビが発生し、繁殖してしまう製品も多いのでご注意をして下さい。
参考に下記に参考サイトを列記しましたのでお気軽にご覧を下さい。
昭和アルミ公式ブログサイト
昭和アルミインターナショナル株式会社外壁リフォームドットJP
横山 彰人
建築家
-
調湿建材 について
ご質問のビニールクロスと較べれば、間違いなくケソウ土や漆喰のほうが調湿効果はあります。
調湿材料はその他 無垢材やじゅらく塗りがありますが、共に多孔質で保湿や放湿する力を持っています。
しかし、どんなに品質の良い材料を使っても、調湿建材は万能ではありませんので、しっかり換気や通風が計画されていないと意味がありません。
つまり「換気、通風 + 調湿建材」が万全でないと効果は半減するでしょう。
ケソウ土と漆喰はどちらも私の好きな材料ですが、施工する職人の技術の差や塗る厚みによっても調湿効果の差が出てきますので、同じ状況であればあまり変わらないというのが私の私見です。
どんな空間に仕上げたいかによって、選択されたら良いと思います。
むしろ通風のためにバランスのとれた開口、換気扇、天井、床 ガラス部分 などをもう一度見直して見てはいかがでしょうか。
分からないところがあれば、事務所にご連絡下さい。 横山彰人
GOROTAさん
回答ありがとうございます。
2008/08/12 11:51早速の回答ありがとうございました。
後日、実際に施工されたお宅に訪問し
見せていただくことになりました。
今のところ、
目に見える部分にカビは見当たりませんが
湿度の高い季節に咳が出たり
目が痒くなったりしますので、心配です。
湿度対策の面では、珪藻土・漆喰とも
同じくらいの効果があるのでしょうか?
また、床下の湿度対策ですが、
予算・工期の都合もあり
大掛かりなことはできそうにありません。
床下調湿材は、ただ単に現在の床下部分に
置く(撒く?)だけで大丈夫なのでしょうか?
(土ではなく、コンクリートになっています)
GOROTAさん (大阪府/39歳/女性)
GOROTAさん
通気・換気について
2008/08/15 19:49回答ありがとうございました。
今回のリフォーム工事では
工期の都合もあり、内装の変更以外は
できそうにありません。
根本的な解決にはならないかもしれませんが
多少なりとも改善につながれば、
と調湿建材の導入を考えた次第です。
現在の住居は築10年ほどの木造住宅で
断熱・機密性とも不十分だと思います。
その代わり、隙間風が感じられるので
(特に冬。長押から冷風が出ます)
隣のキッチンにある換気扇を
二十四時間運転することで
換気できないものか?と考えています。
とある建材メーカーにそのことを含めて
相談したのですが、
「常時換気はVOC対策にはなるが、
湿度軽減には関係ない」
「建材では調湿効果はオマケ程度でしかない」
と言われ、悩んでいます。
GOROTAさん (大阪府/39歳/女性)
GOROTAさん
塗り壁の手入れについて
2008/08/15 19:57回答ありがとうございました。
現在、業者が夏季休暇中のため
塗り壁材の商品名は確認できていません。
会社の施工例資料を見ると
「珪藻土を漆喰で固めるもの」
「珪藻土にニガリを混ぜたもの」
の二種類が紹介されていました。
自然素材中心のもので、合成樹脂が
入ったものは使わないとも聞いているので
一応その点は安心しています。
さて、塗り壁の手入れなのですが
ビニールクロスと違って拭き掃除ができないと
聞いています。
掃除ができなくても別にかまわないのですが
そのかわり
「汚れが目立たない工夫」
をすることはできるでしょうか?
和室だけでなく、どうせならキッチンにも
使いたいと考えているので…
コンロ周り・シンク周りは
タイルを貼る予定ですので、
油汚れよりも、
手垢やホコリの吸着を気にしております。
GOROTAさん (大阪府/39歳/女性)
GOROTAさん
調湿建材について
2008/08/15 20:02回答ありがとうございました。
「調湿建材でカビが生える恐れ」
について非常に気になっています。
トイレや洗面の天井や壁の一部および
クローゼット壁面に
貼り付ける予定にしているのですが
何か注意する点はありますでしょうか?
(素材や施工の仕方で)
GOROTAさん (大阪府/39歳/女性)
(現在のポイント:-pt)
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